巻頭特集
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日本中が知っている首相のゴマカシ、すり替え、はぐらかし
「安倍総理の言い返しは日本一」 自民党の国対幹部はこうタカをくくっていたようだが、1年ぶりに開かれた19日の党首討論は、高まるアベ不信に拍車を掛ける結果となったと言っていいだろう。それにしても…
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国民だましは全て裏目 参院選“激戦区”でオセロ現象の予兆
1カ月後に迫った参院選。つい最近まで余裕しゃくしゃくだった自民党が大慌てしている。 自民党が5月に実施した選挙情勢調査では、「自民勝利」「60議席」だったといわれている。ところが、状況が一変…
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参院選の重大争点 消費増税強行に識者40人が真っ向反対
〈安倍首相が10月の消費税率10%の引き上げを延期し、衆参同日選に踏み切るのではないか〉 新元号「令和」に入るや否や、新聞・テレビで連日、報じられ続けていた「解散風」が、国会の会期末が26日に…
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誰が望んだのか 海峡封鎖・存立危機・自衛隊派遣の悪夢
トランプ米大統領にへつらい、“パシリ”を買って出て、意気揚々とイランに乗り込んだ安倍首相。最高指導者ハメネイ師との会談の直前、中東のホルムズ海峡付近で勃発した日本企業のタンカーへの攻撃が、国際社会を…
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向こう見ずな首相のイラン訪問 取り返しのつかない大失敗
とんだ赤っ恥だ。安倍首相のイラン訪問は案の定、成果ゼロに終わった。 一触即発の緊張状態がつづく、アメリカとイランとの“橋渡し役”を果たそうと意気揚々とイランに乗り込んだ安倍。目的は、イランを…
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「2000万円不足」に打つ手なし なかったことにする唖然
「報告書はもうない」――。いよいよ、政権与党から存在自体を否定する発言まで飛び出した。 金融庁による公的年金以外の「老後資金2000万円不足」報告書問題への国民の怒りが収まらない中、口火を切っ…
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国民が怒っているのは居丈高な態度だ まず麻生辞任が必要
想定される参院選公示が3週間後に迫る中、自公与党が浮足立っている。金融庁の金融審議会がまとめた年金をめぐる「老後資金2000万円不足問題」が火を噴き、安倍政権を焼き尽くす業火となる勢いだからだ。 …
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不足は2000万円以上 参院選争点は「ゼロ成長の経済無策」
〈安倍晋三首相は衆参同日選を見送り、参院選を単独で行う方向で与党との最終調整に入った〉(朝日新聞) 〈夏の参院選に合わせて衆院解散・総選挙を行う衆参同日選について、与党内で見送り論が強まっている…
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もっと怒れ 無策・搾取の末に「2000万円稼げ」の責任転嫁
10日の参院決算委員会は途中で審議が何度も止まる大紛糾だった。もちろん揉めたのは年金問題。金融庁が<夫婦が95歳まで生きるには年金だけで賄えず、2000万円の蓄えが必要>と試算したフザけた報告書につ…
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削除・訂正で墓穴「2000万円不足」参院選も激変の予兆
政治の世界は「一寸先は闇」とはよく言ったもの。夏の参院選が迫る中、衆参同日選の可能性をチラつかせて野党を揺さぶるなど、26日の国会会期末に向けて余裕シャクシャクだった安倍政権・与党が浮足立ってきた。…
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「2000万円貯めろ」年金詐欺内閣が吹っ飛ばない摩訶不思議
「100年安心は嘘だったのか」「いまから2000万円も貯めろだと!?」――さすがに、金融庁が3日に公表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」に批判が殺到している。 報告書は「夫65歳以上…
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「死ぬまで働け」「自分で稼げ」未来投資会議の正体
5日の未来投資会議で今年の成長戦略の原案が示されたが、そこに見えるのは相変わらずの「雇用制度改悪」と「規制緩和原理主義」だった。 “目玉”は70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務とする法改…
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メディアが煽る同情論 「子殺し」元農水次官報道に違和感
「川崎市の児童殺傷事件が頭に浮かんだ。(長男が)他人に危害を加えてはいけないと思った」――。次官まで上り詰めた元エリート官僚の供述にメディアからも同情の声が上がっている。 元農水事務次官の熊沢…
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“やっているふり”で解決するのか どんどん荒む令和の世相
神奈川県川崎市登戸の路上で発生した20人に及ぶ無差別殺傷事件や、元農水省事務次官の熊沢英昭容疑者(76)が長男(44)の胸などを包丁でメッタ刺しして殺害した事件など、新元号「令和」に入って早々、凄惨…
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「このままでは野党は全滅」小沢一郎の予言はその通り
腐臭漂う安倍政権の内閣支持率がまた上がった。それも、説明のつかない高支持率だ。JNNの世論調査(1、2日実施)によると、内閣支持率は59.1%にアップ。前回5月調査から1.7ポイント上昇した。支持す…
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作り出したのは大メディア “外交の安倍”という亡国の虚像
いったい、どこが「外交の安倍」なのか。 政権の命運を懸けたはずの「北方領土の返還」は結局、失敗に終わってしまった。安倍首相は「私とプーチン大統領の手で必ずや終止符を打つ」と、大風呂敷を広げて…
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正気じゃないからやりかねない また解散権を弄ぶ安倍首相
「風という言葉には今、永田町も大変敏感だ」 「風は気まぐれで、誰かがコントロールできるようなものではない」 まさか、「伝家の宝刀」を持っている張本人までもが解散風をあおるとは、開いた口が…
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桜田暴言が止まらない必然 根底に安倍晋三的家族観の醜悪
「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」――。失言バカがまた、やらかした。自民党の桜田義孝前五輪相が29日、千葉市で開かれた会合で少子化問題に言及。女性への出…
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国民も気づいた「空っぽ外交」 トランプ去って漂う虚無感
まるで「祭りのあと」のわびしさだ。トランプ米大統領夫妻への3泊4日「令和初の国賓」おもてなしが終わり、あの熱狂がつくづくアホらしくなってくる。 「世界のアオキ」を交えたゴルフ、“国技の伝統”を…
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歴史的転換の政治ショー 自衛隊はトランプの軍隊なのか
ゴルフ、相撲、晩さん会――と、嵐のような「3泊4日」のトランプ来日がやっと終わった。 さすがに世界のメディアは、安倍首相の卑屈な“接待外交”に呆れ返ったようだ。米テレビは「安倍首相の取り入り…