巻頭特集
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また野党を揶揄の首相答弁 任期の長さとは反比例の幼児性
通常国会がようやく始まり、衆参両院で23日まで2日間にわたって代表質問が行われた。積み上がる疑惑から逃げ回り、51日ぶりに国会答弁に立った安倍首相の発言の空疎なことと言ったらなかった。老眼鏡をかけて…
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抜き差しならない安倍・菅対立 最後は内ゲバで自壊の予兆
「安倍政権の隠蔽体質についてたださなければなりません」――。 安倍首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党の代表質問が22日午後、衆院本会議で行われ、今通常国会の論戦が始まった。 …
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静かに広がる辟易と不安 空恐ろしい“国民一丸”五輪の反動
「国民一丸となって、新しい時代へと皆さん、共に踏み出していこうではありませんか」 「五輪」という言葉を9回も発し、まさに五輪一色だった安倍首相の20日の施政方針演説は、さまざまなことを物語ってい…
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虚飾の自慢話と夢物語 首相演説に見る自己陶酔と能天気
第201通常国会が20日召集された。会期は6月17日までの150日間。与党は経済対策を盛り込んだ2019年度補正予算案と20年度予算案を成立させ、社会保障制度改革関連法案の処理を急ぐ考えだ。 …
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佐藤栄作超えも黄信号 囁かれ始めた史上最長政権の末路
20日召集された第201通常国会で、初日に安倍首相の施政方針演説など政府4演説を実施。22日からは衆参両院で各党の代表質問が予定されているが、これに先立ち、まず野党が求めていたのが「政治とカネ」の疑…
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20日召集の国会で火ダルマ必至 世紀のデタラメ政権の命運
20日召集の通常国会を控え、主要野党が「長期政権のゆがみをただす」と気勢を上げている。 米国とイランの対立で緊迫化する中東への海上自衛隊派遣の是非や、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業に…
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菅官房長官は窮地、安倍首相も共倒れ 飛び交う政界怪情報
昨年7月の参院選でウグイス嬢買収などの公選法違反容疑が濃厚となり、捜査のメスが入った自民党の河井克行前法相(衆院広島3区)と妻の案里参院議員(広島選挙区)の釈明には地元もドッチラケだ。広島地検から事…
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IR疑惑 利権の巣窟なのにチンピラ議員だけ血祭りの奇っ怪
「大山鳴動して鼠一匹」のような展開になってきた。カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る贈収賄事件のことだ。 東京地検特捜部は14日、中国企業の「500ドットコム」側から約350万円相当の賄賂…
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安倍首相と河野防衛相 共通する「恐るべき軽さと能天気」
「中東に哨戒機を送るな」「イラン包囲網に参加するな」の抗議の声が防衛省前に響く中、11日、海上自衛隊のP3C哨戒機2機が沖縄県の那覇航空基地から中東に向け飛び立った。これまでの海賊対処に加え、石油資源…
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“桜”証拠隠滅疑惑 安倍首相は自ら無罪を立証したらどうだ
また、いつもの目くらましだ。中東を歴訪中の安倍首相が、例によってパフォーマンス外交に精を出している。 米国とイランの衝突で中東情勢が不安定になり、一度は取りやめを発表したものの、戦争危機が遠…
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赤っ恥検察 ゴーンを批判する暇あるなら総理の犯罪捜査を
いくらムキになって反論しても後の祭りだ。逃亡先のレバノンで開いた日産前会長のカルロス・ゴーン被告の捜査批判会見に、東京地検が全面対決である。 「日産と検察に仕組まれたという主張は不合理で、全く…
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大統領選のために戦争ゲーム 「自制を評価する」おかしさ
すわ全面戦争か、と世界中が緊張感をもって見守ったトランプ米大統領の8日午前(日本時間9日未明)の記者会見は、イラク駐留米軍にミサイル攻撃したイランへの報復を追加の経済制裁にとどめ、武力行使は否定。と…
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自衛隊は派遣、自分は歴訪延期 つくづく口だけの安倍首相
恐れていたことが現実となった。暗闇に赤く走る閃光と轟く爆発音、大声で叫ぶ人の声――。国営イラン放送に流れる映像に世界が揺れた。 米国防総省は7日、イランが弾道ミサイル十数発を発射し、イラクに…
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逃亡ゴーン“反撃開始” 息をのむ用意周到、復讐への執念
保釈中に日本を脱出し、レバノンに逃げ込んだ日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)のモーレツな逆襲が始まった。滞在しているベイルートで開く8日の記者会見を前に、米テレビFOXビジネスの取材に応…
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米イラン緊迫でも強行 火薬庫に派遣される自衛隊の命運
戦雲垂れ込める中東情勢の今後の行方に世界中がかたずをのんでいる。 発端は新年早々に起きた暗殺事件。米トランプ大統領の命令を受けた米軍が、イラクのバグダッド空港で、イラン革命防衛隊の中でも精鋭…
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米イラン“開戦前夜”でもゴルフ三昧 イカれた首相のお正月
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告がまさかの国外逃亡でびっくり仰天、さらには米軍によるイラン革命防衛隊の司令官殺害で中東情勢が一気に緊迫化。センセーショナルな出来事が相次いだ年末年始、ノンキに休…
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五輪イヤーに浮かれると庶民いじめ、増税政権の思うツボ
安倍政権では、私利私欲や保身のために勝手にルールを変えることが常態化。「桜」問題では、公文書すら好き勝手に廃棄するという異常事態まで起きた。とにかく何でも「オレ様ルール」。そんな傍若無人な安倍政権の…
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ゴーン逃亡、謎と今後 世紀の「痛快大脱走」に世界が興奮
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、保釈中だった日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告のレバノン逃亡に世界中がブッたまげている。日産社用機で乗り付けた羽田空港で東京地検特捜部に逮捕されてから1…
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政府の理屈は総崩れ 狂気の域に入ってきた辺野古埋め立て
民意を無視した土砂投入から1年余り。安倍政権がゴリ押しする沖縄・辺野古沖の埋め立てが、いよいよ狂気の領域に入ってきた。 米軍普天間飛行場の移設先とされる辺野古新基地の完成が、2030年代半ば…
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秋元事件は氷山の一角 もっと怪しいのは安倍とトランプ
「成長戦略の柱」なんてカッコつけてきたが、言うまでもなく、カジノは莫大なカネが動くギャンブルだ。有象無象が群がり、賄賂が飛び交う。そんな怪しさの一端が白日の下にさらされたというのが今度の現職国会議員の…
