著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

公開日: 更新日:

 毎日楽しく見ているNHK朝ドラ「あんぱん」だが、今週あたりからヒロイン・のぶ(今田美桜)が軍国教育に逡巡しながらも巻き込まれていくさまや、実家の石屋で働く豪(細田佳央太)に赤紙が届き、出征するなど戦争の足音が近づく。

 そんな時代を象徴するような存在が女子師範学校教師の黒井雪子。「御国のために尽くす覚悟のない者は去りなさい!」と生徒らを鼓舞する。ゴリゴリの軍国主義者で威厳に満ちた口調や態度は、その迫力に圧倒される。

 黒井を演じるのは瀧内公美(35)。昨年の大河ドラマ光る君へ」の源明子や前クールのTBS系「クジャクのダンス、誰が見た?」の検察庁検事などコワモテ女を演じたら彼女の右に出るものはいない。そんな瀧内を一躍有名にしたのは主演を務めた「彼女の人生は間違いじゃない」や、「光る君へ」でも共演した柄本佑との「火口のふたり」。

 濡れ場だらけの映画で、ほぼ全編オールヌードという、まさに体当たりの演技が話題をさらい、数々の映画賞にも輝いた。その脱ぎっぷりは「あんぱん」で彼女を知ったという視聴者は腰を抜かすのではないか。とても同じ人が演じているとは思えないほどだ。

「PJ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の内野聖陽(56)も今回は意表をつく。航空自衛隊航空救難団(通称PJ)の隊員を教育する救難教育隊主任教官・宇佐美空曹長を実に熱く演じる。内野は「きのう何食べた?」(テレビ東京系)で西島秀俊演じる弁護士のシロさんとともに暮らすゲイの美容師のケンジがハマリ役だった。「JIN-仁-」の坂本龍馬役や大河ドラマ「風林火山」の山本勘助役など当たり役もあるが、いずれにしてもケンジのイメージとのギャップは大きい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    金足農・吉田大輝は「素質は兄・輝星以上」ともっぱらだが…スカウトが指摘する「気がかりな点」

  3. 3

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  4. 4

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  5. 5

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  1. 6

    国民民主“激ヤバ”女性議員の選挙違反疑惑には党本部が関与か…ダンマリ玉木代表に真相究明はできるのか?

  2. 7

    清原和博さんの「思わぬ一言」で鼻の奥がジーン、泣きそうに。チーム内では“番長”とは別人だった

  3. 8

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  4. 9

    例年の放送目前に「今年は27時間テレビないのか」の声が続々 2011年には中居正広氏に「女性に溺れる」との予言の因果

  5. 10

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も