巻頭特集
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消費税増税という悪魔がポイント還元を嗤っている
10月1日の消費税率10%開始まで1カ月を切った。大新聞は1日、増税直前の現場の大混乱をこぞって報じたが、いい気なものだ。大混乱のタネは「民主主義の基盤である知識を誰もが入手しやすくする」とのタテマ…
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亡国の日米交渉には沈黙 韓国叩き“自称右翼”の支離滅裂
どうしてネトウヨや自称右翼が問題にしないのか、摩訶不思議である。トランプ大統領に、余った飼料用トウモロコシ275万トンを押しつけられた一件のことだ。 “日米貿易交渉”について大枠合意した8月2…
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類が友を呼ぶ安倍内閣 総仕上げ改造は目を覆うおぞましさ
「安定と挑戦の強力な布陣としたい」 「新たな人材に突破力を発揮してもらう」 安倍首相がG7(先進7カ国首脳会議)開催地のフランス南西部ビアリッツで会見し、内閣改造と自民党役員人事の実施を…
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絵空事を並べた年金財政検証 政府を信じたら損するだけ
テレビのワイドショーは韓国の文在寅大統領の最側近で次期法相に内定している「タマネギ男」こと曺国氏のスキャンダルで盛り上がっているが、よその国の醜聞よりも、安倍政権の国家的詐欺を追及したらどうなのか。…
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消費税増税も聞く耳持たず強行 正論を封殺する異様な政治
政府は28日午前0時に韓国を「ホワイト国」から除外した。それを前に世耕経産相は27日の記者会見で「輸入管理を適切に実施するための運用見直し」「日韓関係に影響を与えることを意図していない」と繰り返した…
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“TPP水準”という茶番劇 欺瞞とマヤカシの日米貿易協定
日米貿易協定交渉は成功裏に進められているかのようだが、額面通りに受け取っていいものか。答えは否だ。 26日までフランス南西部ビアリッツで開催されていたG7サミットで、安倍首相とトランプ大統領…
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安倍外交批判は袋叩き 列島を覆う「嫌韓一色」世論の怖さ
〈北朝鮮への憎悪むき出しで、「対話ではなく、圧力以外ない」といっていた安倍首相が、トランプが金正恩に接近するや、今度は「前提条件なしに会談する」と態度を一変した。2年前はJアラートを全国各地で鳴らして…
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この事態に「愚かな韓国」の大合唱 子供のような日本外交
韓国人元徴用工の訴訟問題などに端を発した日韓両国の報復の応酬が、通商分野に続き、とうとう安保上の協力関係にまで発展してしまった。それでも安倍政権は振り上げた拳を下ろす気は、さらさらないようだ。 …
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知らない間に軍備増強 安倍政権の“国民騙し”改憲手口
やはり米軍のための「空母化」だった――。21日の朝日新聞の1面スクープ。事実上の空母に改修される海上自衛隊の「いずも」型護衛艦(「いずも」と「かが」の2隻)を最初に使うのは、日本の自衛隊ではなく米軍…
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みんなが「いいね」 韓国に居丈高な政治家が跋扈の背景
まったくバカなことをしてくれたものだ。 安倍政権が火をつけた“日韓対立”によって、日本経済に実損が生じはじめている。韓国国民による日本製品の不買運動、いわゆる“ボイコット・ジャパン”が予想以…
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また愚劣なニュースがテレビを占拠 安倍内閣は支持率微増
世間がお盆休みの間は台風情報と猛暑、Uターンラッシュのニュースで埋め尽くされていたテレビだが、休み明けは「あおり運転男」だ。 茨城県守谷市の常磐自動車道で男性会社員があおり運転を受け、殴られ…
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北にぶっ放されてもゴルフ三昧 二枚舌首相の優雅な夏休み
「国難」と叫んで国会まで解散した威勢の良さは、どこへ消えたのか。北朝鮮が短距離弾道ミサイルの発射を繰り返しているのに、安倍首相は静観を決め込んでいる。 米韓合同軍事演習などに反発し、7月25日…
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猛暑、臭いだけではない 国民が騙されている東京五輪の暗部
開催まで1年を切った東京五輪のテスト大会の惨状にはア然とするほかない。 お台場の海を泳いだ男子トライアスロン選手が「正直、くさいです。トイレみたいな臭いがする」と不満を漏らし、猛暑を考慮して…
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明日は我が身か 大メディアの「香港デモ報道」はヌルい
中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求める香港のデモは、先週末から国際空港での座り込みに発展。アジア有数のハブ空港の機能はマヒし、12、13の2日間で600便が欠航した…
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戦争の懸念あちこちに 空々しい「不戦の誓い」セレモニー
今年も、この日がやってきた。74回目の終戦記念日となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、安倍首相は例年、式辞で「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」と不戦の決意を口にする。 だが一方…
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金正恩は高笑い 北のミサイルで弄ばれる日韓対立の不毛
安倍政権が火をつけた“日韓対立”は歯止めが利かなくなってきた。 日本が韓国を「ホワイト国」から除外したことに対する報復として、韓国サイドも12日、日本を「ホワイト国」から外すと発表した。さっ…
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戦後74年で逆戻りか 真綿で絞められるような息苦しさ
〈白が黒と言われ、黒が白と言われ、上のものが下に置かれ、下のものが上に置かれはじめた時、その国は「乱れ」、民は幸福と安寧を失い、貧困と混沌を生きねばならなくなります。そしてまさに今の日本は、国は「乱れ…
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政治家首長でもこのレベル この国で憲法論議のアホらしさ
愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、政治の圧力と卑劣な脅迫によって中止に追い込まれた一件が、きのう(9日)、神戸市に飛び火した。市の外郭団体「神戸…
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小泉進次郎「薄気味悪いナルシズムと大いなる勘違い」
〈政権は権力であり、そんな権力に対しては、基本的にマスコミは厳しい目を向けるのが少し前までは当然だった。でも今は及び腰で、一部の報道番組やワイドショーのスタッフ、新聞記者や文化人などには、政権を過度に…
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敵を作り煽る手法は戦前と酷似 今必要なファシズムの研究
いよいよ、世界中が無茶苦茶になってきた。 安全保障上の輸出管理で優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する政令が7日、公布された。発動は28日だ。安倍首相が血道を上げる韓国叩きへの反…