大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

公開日: 更新日:

 目の下のクマは深く、頬はこけていた──。

 日本維新の会代表の吉村洋文大阪府知事が7日、会見で大阪・関西万博について見解を述べた。来場者受け入れに余裕がある会場西ゲートからの入場促進策などを万博協会に提案したと発言。ゴールデンウイーク中にプライベートで会場を訪れたと明かし、「素晴らしいパビリオンが多い」と評価したが、表情からは疲れが見えた。

 それもそのはず、連休中の集客は低調だった。先月29日から5月5日の期間中、1日当たりの来場者数は関係者を含め9万7559~13万1000人。協会は連休後半の1日の来場者数を17万人と見込んでいたが、届かずじまいだった。関係者を除いた1日の平均来場者数は9万人弱。2005年の愛知万博の際は、10日間の大型連休の1日平均は約9万8000人だったから、1万人ほども開きがある。

 そもそも、大阪万博では10月までの会期中に2820万人の来場者を目指しており、達成するには1日15万人が必要だが、連休中どころか開幕から1カ月近く経った今も目標に一度たりとも届いていないありさまである。吉村知事が焦るのも当然だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 2

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ

  3. 3

    新浪剛史会長が同友会会見で“号砲”…フジテレビ「CM再開」に前のめり、サントリーにもお家事情

  4. 4

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  5. 5

    中国企業が発表した「ナトリウムイオン電池」の威力…リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢に

  1. 6

    大阪万博はやっぱり赤字?1日あたりの入場者は初日を超えられず…開幕1カ月のしょっぱすぎる収支報告

  2. 7

    大阪万博GW集客伸びず…アテ外れた吉村府知事ゲッソリ?「素晴らしい」と自賛も表情に滲む疲れ

  3. 8

    庶民生活に忍び寄る“円安地獄”の足音…トランプ関税に翻弄され再び「1ドル=150円」も視野に

  4. 9

    急増する大手黒字企業リストラのシビアな背景…2024年「早期・希望退職」1万人超え、前年比3倍に

  5. 10

    「預金金利優遇プラン」のお得度を徹底検証 東京スター銀行は普通預金で最大年0.6%!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及