巻頭特集
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有志連合の怪しさ、危うさ 「トランプ蜜月」凄まじい代償
「日米は完全に認識が一致した」 安倍首相がトランプ米大統領との首脳会談後に好んでよく使うフレーズだが、そんなトランプとの蜜月関係の真価がいよいよ問われる事態になってきた。米国が、中東・イラン沖…
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非正規溢れる殺伐社会 ニュースにならない日産リストラ
ゴーン事件でいまだ大揺れの日産自動車の業績が凄まじい勢いで悪化し、世界の従業員の約10%にあたる1万2500人以上を削減する大規模リストラを敢行する。国内では福岡県と栃木県の工場で計880人の期間工…
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河野外相も留任なのか 内閣改造“下馬評”のおぞましさ
参院選が終わったばかりだというのに、はやくも自民党内の関心は組閣人事に移っている。 「内閣改造は9月に行われる予定です。政権の屋台骨である麻生財務相と菅官房長官、さらに政策の継続性もあるので河…
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求心力維持に躍起 安倍首相のできもしない「改憲妄想」
参院選が終わった途端、安倍首相が「改憲、改憲、改憲」と前のめりなのは焦りの裏返しだ。 「少なくとも議論すべきだというのが国民の審判だ。野党は民意を正面から受け止めて欲しい」という22日の記者会…
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低投票率の裏に安倍政権、吉本、テレビの癒着と茶番
「終わったぁ~」。5時間半に及ぶ質疑応答の後、取材記者からこんなため息交じりの声が漏れていた。22日行われた、闇営業問題を巡る所属芸人のゴタゴタを受けて報道陣の前に姿を現した吉本興業の岡本昭彦社長の会…
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想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<下>
今回の参院選で世間を驚かせたのは、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」が2議席、「NHKから国民を守る党」が1議席獲得し、ともに政党要件を満たしたことだ。 もっとも、れいわは公示前に寄付金2億…
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想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<中>
参院選を終えた安倍政権に最初に立ちはだかる鬼門は、何といっても年金問題だ。 金融庁報告書に端を発した「老後資金2000万円不足」で世論が大揺れする中、公的年金の財政見通しを示す財政検証の発表…
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想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<上>
参院選の投開票から一夜明け、22日自民党総裁として会見した安倍首相は「安定した政治基盤の上に、新しい令和時代の国造りを進めよとの力強い信任を頂いた」と強がったが、その表情に余裕はなかった。 …
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改憲だけは阻止した参院選 与党過半数でも波乱の予兆<下>
相手が弱体野党だったから、なんとか自民党は“勝利”したが、自民党は66あった改選議席を大きく減らし、単独過半数も奪えなかった。国民が6年半続く安倍政権に飽きはじめているのは間違いない。 消費…
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改憲だけは阻止した参院選 与党過半数でも波乱の予兆<中>
「未来へ責任を持って議論する政党か、議論を拒否する政党かを選ぶ選挙だ」 「改憲勢力」で国会発議に必要な3分の2の議席(85)確保を目指し、選挙演説でこう強調してきた安倍。 3分の2を得れ…
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改憲だけは阻止した参院選 与党過半数でも波乱の予兆<上>
こんなに盛り上がらなかった国政選挙も珍しいのではないか。令和初の参院選は、24年ぶりに50%を割り込む歴史的な低投票率に助けられ、政権与党が過半数を維持する結果に終わった。 さっそく安倍首相…
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この声も警察は排除するのか 地鳴りのような「安倍辞めろ」
この国を私物化し、劣化させる安倍政権に審判を下す参院選の投開票日が21日に迫った。第2次政権発足以降、国政選挙5連勝を誇る安倍首相は勝敗ラインを「与党で過半数」と低く設定しているが、安倍官邸のなりふ…
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参院選がラストチャンス 本当に消費増税実施でいいのか
参院選の投開票日まであと2日と迫る中、主要メディアの世論調査による終盤情勢が続々と報じられている。 「自民、公明両党は改選124議席の過半数63議席を超える勢いをみせている」(日経新聞) …
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ドヤ顔で韓国叩き 常軌を逸した安倍政権の危うさ、愚かさ
半導体材料の輸出規制強化を巡り、日韓の“口撃”の応酬が止まらない。 韓国の文在寅大統領は15日、過去2回の見解表明より激しい口調で日本を批判。 「日本が歴史問題を経済問題と関連付けたこ…
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安倍自民が恐れ、大メディアが無視する山本太郎の破壊力
今、最も聴衆を集められる政治家だ。参院選も終盤戦。山本太郎代表が率いる「れいわ新選組」への支持が凄まじい勢いで広がっている。 4月にできたばかりの「政治団体」に過ぎないが、山本の演説はユーチ…
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低投票率で野党伸び悩み このままでは安倍政権の思うツボ
いま頃、安倍自民党は高笑いしているはずだ。 21日(日曜日)に迫った参院選。しかし、いまいち盛り上がりに欠け、その結果、自民党が大勝する可能性が高まっているからだ。 とにかく、多くの…
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ステルス遊説、野党罵倒、安倍礼賛…異様で不気味な参院選
参院選はこの3連休から終盤に入るが、マトモな政策論争にはほど遠い選挙戦になっている。 安倍首相が遊説日程を明らかにしない異様さがクローズアップされ、その理由を党幹部が「日程を公表すると演説を…
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これぞ与党の思うツボ 岐路の選挙なのにジャニーズ一色
安倍政権への信任を問う参院選(21日投開票)が折り返しを迎えようとしている。金融庁報告書に端を発した「老後資金2000万円不足」問題、浮き彫りになった貧弱な年金制度、10%への消費増税など、国民生活…
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首相がステルス遊説の異様「こんな人たち」切り捨て政治
まったく、ふざけた話だ。参院選公示後、安倍首相が「ステルス遊説」とやらを続けている。どこで演説するのか、事前に一切、日程を公表しないのだ。自民党の萩生田幹事長代行は「日程を公表すると演説を妨害する人…
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与党優勢の摩訶不思議 悪魔の税制で庶民生活はお陀仏
有権者は本気なのか。参院選の序盤情勢は、公約に「10月に消費税率を10%に引き上げる」と明記した自公与党が、改選議席(124)の半数を大きく上回る勢いだ。 消費税は、低所得者ほど負担がキツい…