巻頭特集
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「反安倍」燎原の火 TVが無視でも広がる山本太郎への共感
〈自民・公明の与党で改選議席の半数を超える見通し〉〈自民、公明の与党は改選議席(124)の半数を大きく上回る勢い〉 新聞・テレビ各社が先週末にそろって参院選の世論調査の結果をデカデカと報じた。…
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参院選序盤の情勢 下馬評通りならば「いつか来た道」
「自公、改選過半数の勢い」――右も左も同じ見出しが並んだ。朝日、毎日、産経各紙と共同通信が4、5日に参院選序盤の情勢調査を実施。6日土曜に結果を伝えたが、そろって自公与党が改選議席(124)の半数を大…
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新聞は肝心の争点を書いていない 傲慢政権の暴走許すのか
「年金・増税・憲法 焦点に」――。4日からスタートした参院選の争点について大新聞テレビは、年金と消費税が争点だと一斉に報じている。たしかに、年金も消費税も大きな争点なのは間違いない。 しかし、…
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狂乱消費増税 有権者は安倍政権と奈落の底に沈むつもりか
第25回参院選が4日公示され、21日の投開票に向けて17日間の選挙戦が始まった。 新人候補を除き、今回改選される現職は、2013年に当選し、任期期間を第2次安倍政権とともに歩んできた議員たち…
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露骨な国民騙しの美辞麗句 安倍自民の公約は嘘ばかり<下>
外交公約もイカサマのオンパレードだ。 トランプ大統領から、「日米安保条約は不平等だ。この6カ月間、安倍首相にも伝えてきた」と、日米関係を変更すべきだと訴えられても、「日米同盟は強固だ」と有権…
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露骨な国民騙しの美辞麗句 安倍自民の公約は嘘ばかり<中>
「目標が〈与党で過半数〉でどうやって改憲できるのか」――。 3日の日本記者クラブ主催の党首討論会で代表記者に突っ込まれた安倍は、「与党ということではなくて、与野党で3分の2を形成する努力をして…
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露骨な国民騙しの美辞麗句 安倍自民の公約は嘘ばかり<上>
第25回参院選が4日公示され、21日の投開票に向け、17日間の“選挙の夏”が始まった。 安倍首相は「政治の安定」を訴え、改憲の争点化に躍起だが、冗談じゃない。もっと言えば今回の争点は、野党が…
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政界地殻変動の予兆 山本太郎の金集め、小池晃の動画再生
恥も外聞もない安倍政権のオトモダチ政治を前に、無気力感に覆われていた世の中の雰囲気に変化の兆しだ。 消費税廃止を掲げる山本太郎参院議員が1人で立ち上げた政治団体「れいわ新選組」に多額の支援金…
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韓国報復制裁 安倍首相と取り巻きたちの“狂気の暴走”
そこまでやるか、である。 元徴用工問題で関係が悪化する韓国に対し、日本政府は“経済制裁”を科す。経産省は1日、スマートフォンやテレビに使われる半導体材料3品目で対韓輸出規制を強化すると発表。…
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米朝の歴史的瞬間にカヤの外 安倍外交の“惨めな孤立”<下>
韓国メディアに「粛清された」と報じられた幹部が、ひょっこり公の場に姿を見せるなど、なかなか外部から実態が見えない北朝鮮。アメリカの経済制裁によって人民は飢餓に苦しんでいるという報道も流れているが、実…
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米朝の歴史的瞬間にカヤの外 安倍外交の“惨めな孤立”<中>
日韓合意に基づく慰安婦財団の解散、元徴用工賠償、レーダー照射問題などを抱える日韓関係は「戦後最悪」といわれる。それにしても、G20に参加した文在寅に対する安倍の非礼は目に余るほどだった。よもやの米朝…
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米朝の歴史的瞬間にカヤの外 安倍外交の“惨めな孤立”<上>
30日行われたトランプ大統領と金正恩委員長との3回目のトップ会談は、なにもかも異例ずくめだった。 現職のアメリカ大統領が北朝鮮に足を踏み入れたのが初めてなら、米・韓・北のトップ3人が肩を並べ…
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G20大誤算 最大の見せ場で露呈した「外交の安倍」正体
「本年、日本では天皇陛下がご即位され、令和の新しい時代を迎えました。令和の意味は美しい調和、beautiful harmony。お集まりの首脳の協力を得て、大阪サミットでも美しい調和を実現したいと思い…
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「やってるふり」の集大成 バカバカしいG20狂騒は墓穴
シラケている国民は少なくないだろう。28日から2日間の日程で始まる「G20大阪サミット」(20カ国・地域首脳会議)。安倍首相は国会閉会後の会見で「世界中の首脳たちが日本に集まり、我が国で初めてのG2…
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参院選の最大争点 権力を弄ぶ異常な首相の暴走を許すのか
野党が提出した内閣不信任案はあっさり否決され、通常国会は波乱なく終わった。このまま日本の政治は参院選になだれ込む。 それにしても情けないのが野党だ。解散に怯え、最後まで不信任案を提出するかど…
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唖然の国会 三原じゅん子が野党を「恥を知れ」と罵る異常
「野党の皆さん、恥を知りなさい」――。元女優の芝居がかった演説には仰天だ。24日、参院本会議の安倍首相への問責決議案の審議。この政権の異常さを追及した野党に対し、自公与党を代表して反対討論に立ったのが…
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厳重警戒の大阪G20 怪しい政治的思惑に広がる安倍不信
今週末28、29の両日、日本が初めて議長国を務めるG20サミットが開催される。大阪は最高レベルの厳戒態勢。全国から派遣される警察官を含めた3万2000人の警備態勢は、日本で開かれる国際会議としては過…
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面白くなってきた参院選 「消費増税を争点」とはいい度胸
政府が21日に臨時閣議を開いて決定した、今年の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」。少子化対策や社会保障に対する安定的な財源を確保するとして、10月に消費税率を現行の8%から10%に引き上…
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「2000万円不足」受け取り拒否の主犯は逆ギレした安倍首相
「私はめったに激怒しない人間としてですね、自由民主党では大体理解されている。温和に円満に生きているつもりだ」 逆切れ首相が、よくぞ言えたものだ。19日の党首討論で、国民民主党の玉木雄一郎代表の…
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年金足りないから博打で増やせ 錯乱政権の恐ろしい発想
「公的年金だけでは2000万円不足する」として国民的な老後不安を招いた金融庁のリポート。「100年安心」の年金制度がウソだったということで大問題になっているわけだが、その陰で、このリポートの本当の目的…