巻頭特集
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G20大誤算 最大の見せ場で露呈した「外交の安倍」正体
「本年、日本では天皇陛下がご即位され、令和の新しい時代を迎えました。令和の意味は美しい調和、beautiful harmony。お集まりの首脳の協力を得て、大阪サミットでも美しい調和を実現したいと思い…
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「やってるふり」の集大成 バカバカしいG20狂騒は墓穴
シラケている国民は少なくないだろう。28日から2日間の日程で始まる「G20大阪サミット」(20カ国・地域首脳会議)。安倍首相は国会閉会後の会見で「世界中の首脳たちが日本に集まり、我が国で初めてのG2…
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参院選の最大争点 権力を弄ぶ異常な首相の暴走を許すのか
野党が提出した内閣不信任案はあっさり否決され、通常国会は波乱なく終わった。このまま日本の政治は参院選になだれ込む。 それにしても情けないのが野党だ。解散に怯え、最後まで不信任案を提出するかど…
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唖然の国会 三原じゅん子が野党を「恥を知れ」と罵る異常
「野党の皆さん、恥を知りなさい」――。元女優の芝居がかった演説には仰天だ。24日、参院本会議の安倍首相への問責決議案の審議。この政権の異常さを追及した野党に対し、自公与党を代表して反対討論に立ったのが…
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厳重警戒の大阪G20 怪しい政治的思惑に広がる安倍不信
今週末28、29の両日、日本が初めて議長国を務めるG20サミットが開催される。大阪は最高レベルの厳戒態勢。全国から派遣される警察官を含めた3万2000人の警備態勢は、日本で開かれる国際会議としては過…
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面白くなってきた参院選 「消費増税を争点」とはいい度胸
政府が21日に臨時閣議を開いて決定した、今年の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」。少子化対策や社会保障に対する安定的な財源を確保するとして、10月に消費税率を現行の8%から10%に引き上…
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「2000万円不足」受け取り拒否の主犯は逆ギレした安倍首相
「私はめったに激怒しない人間としてですね、自由民主党では大体理解されている。温和に円満に生きているつもりだ」 逆切れ首相が、よくぞ言えたものだ。19日の党首討論で、国民民主党の玉木雄一郎代表の…
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年金足りないから博打で増やせ 錯乱政権の恐ろしい発想
「公的年金だけでは2000万円不足する」として国民的な老後不安を招いた金融庁のリポート。「100年安心」の年金制度がウソだったということで大問題になっているわけだが、その陰で、このリポートの本当の目的…
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日本中が知っている首相のゴマカシ、すり替え、はぐらかし
「安倍総理の言い返しは日本一」 自民党の国対幹部はこうタカをくくっていたようだが、1年ぶりに開かれた19日の党首討論は、高まるアベ不信に拍車を掛ける結果となったと言っていいだろう。それにしても…
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国民だましは全て裏目 参院選“激戦区”でオセロ現象の予兆
1カ月後に迫った参院選。つい最近まで余裕しゃくしゃくだった自民党が大慌てしている。 自民党が5月に実施した選挙情勢調査では、「自民勝利」「60議席」だったといわれている。ところが、状況が一変…
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参院選の重大争点 消費増税強行に識者40人が真っ向反対
〈安倍首相が10月の消費税率10%の引き上げを延期し、衆参同日選に踏み切るのではないか〉 新元号「令和」に入るや否や、新聞・テレビで連日、報じられ続けていた「解散風」が、国会の会期末が26日に…
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誰が望んだのか 海峡封鎖・存立危機・自衛隊派遣の悪夢
トランプ米大統領にへつらい、“パシリ”を買って出て、意気揚々とイランに乗り込んだ安倍首相。最高指導者ハメネイ師との会談の直前、中東のホルムズ海峡付近で勃発した日本企業のタンカーへの攻撃が、国際社会を…
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向こう見ずな首相のイラン訪問 取り返しのつかない大失敗
とんだ赤っ恥だ。安倍首相のイラン訪問は案の定、成果ゼロに終わった。 一触即発の緊張状態がつづく、アメリカとイランとの“橋渡し役”を果たそうと意気揚々とイランに乗り込んだ安倍。目的は、イランを…
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「2000万円不足」に打つ手なし なかったことにする唖然
「報告書はもうない」――。いよいよ、政権与党から存在自体を否定する発言まで飛び出した。 金融庁による公的年金以外の「老後資金2000万円不足」報告書問題への国民の怒りが収まらない中、口火を切っ…
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国民が怒っているのは居丈高な態度だ まず麻生辞任が必要
想定される参院選公示が3週間後に迫る中、自公与党が浮足立っている。金融庁の金融審議会がまとめた年金をめぐる「老後資金2000万円不足問題」が火を噴き、安倍政権を焼き尽くす業火となる勢いだからだ。 …
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不足は2000万円以上 参院選争点は「ゼロ成長の経済無策」
〈安倍晋三首相は衆参同日選を見送り、参院選を単独で行う方向で与党との最終調整に入った〉(朝日新聞) 〈夏の参院選に合わせて衆院解散・総選挙を行う衆参同日選について、与党内で見送り論が強まっている…
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もっと怒れ 無策・搾取の末に「2000万円稼げ」の責任転嫁
10日の参院決算委員会は途中で審議が何度も止まる大紛糾だった。もちろん揉めたのは年金問題。金融庁が<夫婦が95歳まで生きるには年金だけで賄えず、2000万円の蓄えが必要>と試算したフザけた報告書につ…
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削除・訂正で墓穴「2000万円不足」参院選も激変の予兆
政治の世界は「一寸先は闇」とはよく言ったもの。夏の参院選が迫る中、衆参同日選の可能性をチラつかせて野党を揺さぶるなど、26日の国会会期末に向けて余裕シャクシャクだった安倍政権・与党が浮足立ってきた。…
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「2000万円貯めろ」年金詐欺内閣が吹っ飛ばない摩訶不思議
「100年安心は嘘だったのか」「いまから2000万円も貯めろだと!?」――さすがに、金融庁が3日に公表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」に批判が殺到している。 報告書は「夫65歳以上…
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「死ぬまで働け」「自分で稼げ」未来投資会議の正体
5日の未来投資会議で今年の成長戦略の原案が示されたが、そこに見えるのは相変わらずの「雇用制度改悪」と「規制緩和原理主義」だった。 “目玉”は70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務とする法改…