巻頭特集
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平成は大転落の時代 日本経済をダメにした戦犯首相は誰か
新元号の発表まで10日あまり。終わりつつある平成という時代を振り返った時に、この30年での国民生活の変わりよう、その疲弊には愕然としてしまう。 「24時間戦えますか」のキャッチフレーズに世のビ…
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“玉砕”なのにひた隠し 大本営発表と化した日銀の国民騙し
予想されたことだが、足元の景気が急速に悪化している。先週発表された経済指標は軒並み落ち込んでいた。 大企業の1~3月期の景況判断指数は、マイナス1.7と3四半期ぶりのマイナス。前回調査の10…
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望月イジメは氷山の一角 表には出てこない言論弾圧の陰湿
「不公正な記者会見のあり方を改め、記者弾圧をやめろ」――。14日夜、官邸前に600人が集まり、アピール文を採択した。東京新聞の望月衣塑子記者に対し、首相官邸が質問制限などの嫌がらせをしているのは「国民…
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朝から晩までピエール瀧 おかげで安倍隠蔽政権が6年安泰
「(宿の)部屋のテレビが朝からつけっぱなしだったので、聞き流しておりましたが、すごいですね。もう1時間近くピエール瀧の話だけしかしてません。この国のメディアもう気が狂っているみたいです」 14…
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国民は国会に唖然 労政ゴロツキ学者と官僚が居座る世も末
「隠蔽に手を貸したのも同然。これまでに扱った中で最低の報告書だ」 大マスコミは大きく報じなかったが、先週8日、東京都内の日本記者クラブで重要な会見があった。弁護士や大学教授ら9人で構成する「第…
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震災報道は1日だけ 次の日からは復興五輪PRの浅ましさ
2020年東京五輪の開幕まで500日――。12日のテレビは朝から五輪関連ニュースに明け暮れた。前日の3月11日は東日本大震災から8年で、新聞もテレビも被災地の“その後”や追悼セレモニー報道一色だった…
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安倍晋三と松井一郎 民意を愚弄する「選挙私物化」共通項
大阪がまたザワついている。大阪維新の会が政策の“一丁目一番地”に掲げる「大阪都構想」を巡り、総スカンに遭った松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長がダブル辞職。立場を入れ替えて立候補するクロス選が統一…
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犠牲は弱者 “景気暗転”むき出しになるアベノミクスの真実
景気動向指数の1月の基調判断について内閣府が先週7日、これまでの「足踏み」から「下方への局面変化」に引き下げた。この表現の使用は、消費増税の影響を受けた2014年以来。景気の現状を示す「一致指数」は…
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「私が向き合う」の仰々しさ 場当たり首相の北朝鮮利用
この6年間、まったく何もしてこなかったくせに、よくもヌケヌケと口にできたものだ。 先月27、28日に行われた2回目の「米朝会談」の後、拉致被害者家族と官邸で会った安倍首相が、「次は、私自身が…
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統計不正の安倍首相「ムキになって否定」はモリカケと同じ
「経済指標を良くしようという行為とは、全く、関わりがない」「まるで私たちがですね、統計をいじってアベノミクスを良くしようとしている、そんなことできるはずないじゃないですか。そんなことできるはずがないん…
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ゴーンの反撃と検察が狙う再逮捕 今後の攻防を徹底予測
■保釈されたゴーンに海外メディアは一刻も早い記者会見を促している 鋭い眼光にたぎる闘志は、変装でも隠せなかった。 5日東京地裁から保釈を認める決定が出された日産自動車前会長のカルロス…
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弁護士交代で流れ激変 ゴーンvs東京地検“第2R”の攻防
世界を唖然とさせた“ゴーン事件”は異例の展開をたどっている。東京地裁は6日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の保釈を認めた。地裁の決定を不服とする東京地検が準抗告したが、退けられた。昨年11月…
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ロクでもない予兆ばかり 安倍政権で新元号に嫌~な予感
「5月4日に一般参賀」――。4日正午のNHKニュースのトップは、このスクープだった。 皇太子が5月1日に新天皇に即位するのに伴う一般参賀は、当初、前例を踏襲し、即位を内外に宣明する10月22日…
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予算通過 安倍政権「国会なんてチョロいもんだ」と高笑い
先週末、あっさり衆院を通過した2019年度予算案の審議が、4日から参院でスタートする。 野党は衆院で「一連の統計不正の審議が尽くされていない」「実質賃金がプラスかマイナスか分からない状況では…
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予算案衆院通過 嘘がまかり通り嘘つきがのさばる国の末路
野党の抵抗もむなしく、2019年度予算案が2日未明、衆院を通過した。憲法の衆院優越規定により年度内成立が確定。2月28日の衆院通過を目指した自公与党のほぼ狙い通り。桜田五輪相の遅刻で衆院予算委が5時…
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専門家はどう見るか 土壇場で米朝決裂の内幕と今後<後>
交渉決裂で改めてハッキリしたのは、北朝鮮は「絶対に核を手放さない」ということだ。 「核は北朝鮮にとって、体制を維持するための虎の子です。手放すとは思えません。リビアの最高指導者だったカダフィ大…
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専門家はどう見るか 土壇場で米朝決裂の内幕と今後<前>
世界中が唖然ボー然だ。28日、ハノイのホテルで行われた2回目の米朝首脳会談。数時間前まで「私の直感では良い結果が出ると信じている」(金正恩委員長)などと、和やかな雰囲気に包まれていたのに、結論はまさ…
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これは政治ショーか劇的な一歩か 米朝会談の魑魅魍魎
ベトナムの首都ハノイで開催されている2度目の米朝首脳会談。トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の顔合わせは8カ月ぶりだ。焦点は北朝鮮の完全な非核化に向けた具体的な措置と米国の見返りだが、協議は金正…
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総理秘書官“闇支配”の暗黒 「官邸圧力」公然と否定の驚き
国会では相変わらず、安倍首相が子どもの喧嘩のような答弁を繰り広げている。 25日の衆院予算委員会では、立憲民主党会派の小川淳也議員に対し、ヒステリックに色をなして反論した。テーマはもちろん、…
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「真摯に受け止める」の軽さ 県民投票で分った首相の正体
「投票の結果を真摯に受け止め、これからも基地負担軽減に向けて、全力で取り組んでまいります」――。24日の沖縄県民投票の結果を受け、安倍首相は25日、こうコメントした。聞き飽きた、お決まりのセリフだ。県…