巻頭特集
-
統一地方選前半戦の深刻 このままでは参院選で野党は惨敗
アベノミクスを偽装する統計不正、迫る景気後退、消費増税の強行、「安倍・麻生道路」を巡る国交副大臣の忖度発言――。6年にわたる安倍政権のデタラメがさらに噴出する中で実施された統一地方選の前半戦は、フタ…
-
野党は減税で戦うべし 世界が懸念する「安倍錯乱増税」
7日投開票された統一地方選の前半戦。岩手、宮城、福島、茨城、東京、沖縄を除く41道府県で行われた道府県議選では、自民党が1158、立憲民主党が118、国民民主党が83、公明党が166、共産党が99、…
-
モリカケに続く3度目の正直 国民は「忖度」で騙されない
あくまで安倍政権は、「バカな男が虚偽発言をして世間を騒がせた」――ということにして幕引きを図るつもりらしい。「忖度」発言が批判された塚田一郎国交副大臣(55)が、「事実と異なる発言をしたことで迷惑を…
-
銭ゲバのゴーンにも一分の理「異例の再逮捕」は検察の焦り
作業員に扮したマヌケな変装の保釈劇から約1カ月。日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が東京地検特捜部に4度目の逮捕で、再び拘置所に逆戻りだ。 毎年、約10億円もの報酬を得ながら、日産のカネで海…
-
何でも「忖度」にして首相は安泰 副大臣クビで済む話か
安倍政権はさながら厚顔無恥の量産マシンだ。「安倍・麻生道路」と呼ばれる北九州市と山口県下関市を新たに結ぶ下関北九州道路計画を巡り、露骨な利益誘導を明言した塚田一郎国交副大臣が国会で大炎上、ついに5日…
-
だから翼賛報道 新元号「有識者懇」にマスコミ代表ズラリ
「してやったり」とほくそ笑んでいる安倍首相の姿が目に浮かぶようだ。共同通信社が1、2日に行った世論調査で、内閣支持率が52.8%となり、前回調査(3月)と比べて9.5ポイントも上昇したからだ。 …
-
「私が国家」の安倍首相が主導「令和」選考過程も異常
新元号が「令和」に決まった2日から、新聞・テレビが選考過程の舞台裏を詳報している。知れば知るほど、「歴史に名を残したい」安倍首相による安倍首相のための一大セレモニーだったことがよく分かり、その異様か…
-
首相談話の空疎、寒々しい演出 「令和」で何が変わるのか
新元号関連のニュースで埋め尽くされた一日だった。 1日、政府は5月1日からの新元号を「令和」に決定。午前11時40分ごろ、菅官房長官が発表し、午後0時5分から安倍首相が会見を開いて、新元号に…
-
露骨な新元号、新天皇の政治利用「令和」幕開けの異様<下>
「元号」制度は、為政者が時間さえも支配するという考え方に由来する。近代民主主義の原則に相反する独裁思想であることを鑑みれば、わざわざ首相が「談話」を発表するなど論外だろう。 それなのに大メディ…
-
露骨な新元号、新天皇の政治利用「令和」幕開けの異様<中>
今ごろ安倍首相は、今上天皇が4月30日に退位することを内心、喜んでいるのではないか。今上天皇は「護憲」、安倍は「改憲」と考え方が正反対だからだ。 政界では「天皇陛下は安倍首相を評価していない…
-
露骨な新元号、新天皇の政治利用「令和」幕開けの異様<上>
どうして、この男がしゃしゃり出てくるのか。 1日発表された「新元号」。「昭和」から「平成」に変わった時は、小渕官房長官が「平成」の墨書を掲げ、竹下首相の談話も代読した。今回もそれで十分だったはず…
-
“転落の平成”の次は奈落か希望か 新元号で安倍談話の吉凶
歴史に名を残す――。安倍首相の執着はやはり相当のものだった。「平成改元時の手続きを踏まえつつ決めていきたい」として“前例踏襲”を示唆していた新元号の選定。週明け4月1日に行われるが、発表については、…
-
国民は真っ平ゴメンだ 聞く耳を持たぬ安倍首相との心中
2019年度予算が27日、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。一般会計の総額は101兆4571億円で、7年連続で過去最大を更新。当初段階の100兆円超は初めてだ。 「消費税を引き上げ…
-
「平成よかった」が7割超 安倍偽装政治に騙される人々
平成も残り1カ月余り。共同通信が平成の時代に関する郵送世論調査(3000人対象)を実施した結果、「どちらかといえば」を含め、73%が「良い時代」と評価したという。つくづくオメデタイ国民性だ。 …
-
ウマが合う3人 安倍晋三、トランプ、金正恩の共通項
ロシア疑惑を蹴散らして、暴走に弾みがついたようだ。 米国のトランプ大統領が25日、イスラエルがシリアから奪った占領地のゴラン高原について、イスラエルの主権を正式に認める文書にサインをした一件…
-
悪夢の平成、その次も悪夢の懸念 新元号で浮かれる刹那
いよいよ来週、新元号が発表される。平成も残り1カ月である。はたして平成とはどんな時代だったのか。まさに「失われた30年」だったのではないか。なにしろ、国力の落ち方はハンパじゃない。 平成元(…
-
世界景気減速、波乱も山積 日本が消費増税をやる狂気
世界経済は“リーマン・ショック前夜”の様相だ。トランプ政権による大型減税などで好況を誇ってきた米国経済がガタつき、不況の前兆とされる長短金利の逆転現象が約11年半ぶりに発生している。引き金はFRB(…
-
格差容認、中韓嫌い 安倍4選を支持する強固な3割の正体
まだ3割もいることにギョッとする。安倍首相の党総裁連続4選について、直近の世論調査ではさすがに反対が半数を超えたものの、賛成は3割前後に上る。朝日新聞が賛成27%、反対56%。産経新聞・FNNが賛成…
-
無責任国家の象徴 「疑惑に蓋」で無理やり五輪の空疎
やはりJOC(日本オリンピック委員会)は感覚がズレている――。2020年東京五輪招致に伴う2億2000万円の賄賂疑惑。竹田恒和会長(71)が、仏当局から事情聴取された直後の今年1月の記者会見を質問に…
-
日本人の賃金は「一人負け」 日経も報じた安倍政権の大嘘
19日の日経新聞が1面トップで取り上げた〈ニッポンの賃金(上)〉と題した記事は衝撃的な内容だった。 〈賃金水準、世界に劣後〉と大見出しを付け、欧州などの主要国と比べて日本の労働者の賃金が大きく…