巻頭特集
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リーマン級になるか 米中戦争・円高地獄・令和恐慌の行方
米中貿易戦争の激化が、ついに世界同時株安を引き起こした。泥沼の米中対立は、このまま世界をリーマン・ショック級の大不況に突き落とすのか。 5日の米ダウ平均株価が今年最大の下げ幅を記録。取引開始…
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もはや野党は打つ手なし もう止まらない「憎悪の世論」
外交に経済を絡ませた禁じ手制裁に世論は「よくやった」と鼓舞する――。3、4日実施のJNN世論調査によると、安倍政権が輸出手続きを優遇する「ホワイト国」から韓国を除外したことについて、「妥当だと思う」…
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95%が支持?安倍外交より恐ろしい「嫌韓世論」異様な蔓延
もはや、落としどころも、解決の糸口も見えない状況である。日本と韓国の対立は、あきらかに一線を越えはじめている。過去にも軋轢はあったが、これまでとは次元が違う。 本来、日本と韓国は、アメリカを…
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円高危機と株安 消費税増税で庶民は安倍政権になぶり殺し
〈9月1日から、残りの3000億ドル(約32兆円)相当に10%の追加関税を課す〉 6月末に行われた、米国・トランプ大統領と中国・習近平国家主席との首脳会談以降、一時休戦状態となっていた米中貿易…
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不毛な韓国叩き ここまでやるのは何のため?誰のため?
先月の参院選に向け、安倍官邸が浅はかな人気取りで始めた韓国叩きがエスカレートしている。元徴用工訴訟をめぐる対抗措置として半導体材料の輸出規制が発動したのが、先月4日。それ以降で初となる日韓外相会談が…
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議長交代は親分の本音か萩生田光一と安倍晋三“腐臭の関係”
時として、一枚の写真が千の言葉より雄弁に語ることがある。傲慢、独裁、利権、忖度、不正、隠蔽、偽造――。安倍政権に付きまとう疑惑の中心人物が仲良くバーベキューに興じる写真は、国民愚弄政権のすべてを象徴…
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「数だけ」「金だけ」はN国だけか 国会議員の卑しい品性
参院選が終わってまだ10日なのに、永田町で次から次へ、唖然とすることが起きている。 比例区で1議席を獲得した「NHKから国民を守る党(N国)」に、日本維新の会を除名になった丸山穂高衆院議員が…
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アベ様レガシー作りに躍起 常軌を逸した自民党の改憲妄動
「少なくとも議論すべきだという国民の審判は下った。野党は民意を正面から受け止めていただきたい」――。実に軽々しい妄言だ。参院選が終わった途端、憲法改正に向けアクセルを踏んだ安倍首相。「国民の審判」をタ…
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有志連合の怪しさ、危うさ 「トランプ蜜月」凄まじい代償
「日米は完全に認識が一致した」 安倍首相がトランプ米大統領との首脳会談後に好んでよく使うフレーズだが、そんなトランプとの蜜月関係の真価がいよいよ問われる事態になってきた。米国が、中東・イラン沖…
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非正規溢れる殺伐社会 ニュースにならない日産リストラ
ゴーン事件でいまだ大揺れの日産自動車の業績が凄まじい勢いで悪化し、世界の従業員の約10%にあたる1万2500人以上を削減する大規模リストラを敢行する。国内では福岡県と栃木県の工場で計880人の期間工…
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河野外相も留任なのか 内閣改造“下馬評”のおぞましさ
参院選が終わったばかりだというのに、はやくも自民党内の関心は組閣人事に移っている。 「内閣改造は9月に行われる予定です。政権の屋台骨である麻生財務相と菅官房長官、さらに政策の継続性もあるので河…
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求心力維持に躍起 安倍首相のできもしない「改憲妄想」
参院選が終わった途端、安倍首相が「改憲、改憲、改憲」と前のめりなのは焦りの裏返しだ。 「少なくとも議論すべきだというのが国民の審判だ。野党は民意を正面から受け止めて欲しい」という22日の記者会…
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低投票率の裏に安倍政権、吉本、テレビの癒着と茶番
「終わったぁ~」。5時間半に及ぶ質疑応答の後、取材記者からこんなため息交じりの声が漏れていた。22日行われた、闇営業問題を巡る所属芸人のゴタゴタを受けて報道陣の前に姿を現した吉本興業の岡本昭彦社長の会…
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想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<下>
今回の参院選で世間を驚かせたのは、山本太郎代表率いる「れいわ新選組」が2議席、「NHKから国民を守る党」が1議席獲得し、ともに政党要件を満たしたことだ。 もっとも、れいわは公示前に寄付金2億…
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想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<中>
参院選を終えた安倍政権に最初に立ちはだかる鬼門は、何といっても年金問題だ。 金融庁報告書に端を発した「老後資金2000万円不足」で世論が大揺れする中、公的年金の財政見通しを示す財政検証の発表…
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想像を超える民意の「ノー」に安倍政権は青ざめている<上>
参院選の投開票から一夜明け、22日自民党総裁として会見した安倍首相は「安定した政治基盤の上に、新しい令和時代の国造りを進めよとの力強い信任を頂いた」と強がったが、その表情に余裕はなかった。 …
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改憲だけは阻止した参院選 与党過半数でも波乱の予兆<下>
相手が弱体野党だったから、なんとか自民党は“勝利”したが、自民党は66あった改選議席を大きく減らし、単独過半数も奪えなかった。国民が6年半続く安倍政権に飽きはじめているのは間違いない。 消費…
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改憲だけは阻止した参院選 与党過半数でも波乱の予兆<中>
「未来へ責任を持って議論する政党か、議論を拒否する政党かを選ぶ選挙だ」 「改憲勢力」で国会発議に必要な3分の2の議席(85)確保を目指し、選挙演説でこう強調してきた安倍。 3分の2を得れ…
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改憲だけは阻止した参院選 与党過半数でも波乱の予兆<上>
こんなに盛り上がらなかった国政選挙も珍しいのではないか。令和初の参院選は、24年ぶりに50%を割り込む歴史的な低投票率に助けられ、政権与党が過半数を維持する結果に終わった。 さっそく安倍首相…
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この声も警察は排除するのか 地鳴りのような「安倍辞めろ」
この国を私物化し、劣化させる安倍政権に審判を下す参院選の投開票日が21日に迫った。第2次政権発足以降、国政選挙5連勝を誇る安倍首相は勝敗ラインを「与党で過半数」と低く設定しているが、安倍官邸のなりふ…