巻頭特集
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かまびすしい衆参同日選報道 「増税延期」が大義の倒錯
〈各党の間では「衆参同日選挙」への賛否や、踏み切る理由についてはばらつきがあるものの、あり得るとの見方は広がりを見せており、今後の安倍総理大臣の発言や景気の動向にさらに注目が集まりそうです〉(NHK)…
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丸山議員の戦争発言で注目 安倍官邸と維新の怪しい関係
耳を疑うとは、このことだ。 「戦争でこの島を取り返すことは賛成ですか」――。日本維新の会の丸山穂高衆院議員(35)が北方領土の「ビザなし交流」に参加した際、元島民に対して、領土奪還の手段として…
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この政権の退場が急務 望まれるのは破局的な大暴落
実に6年2カ月ぶりの表現だ。内閣府が13日発表した3月の景気動向指数で、基調判断を景気後退の可能性が高いことを表す「悪化」に引き下げた。先月発表した3月の「日銀短観」も、大企業・製造業の景況感を示す…
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日米交渉“やってるふり”「大相撲トランプ杯」の違和感
まさに「茶番」とはこのことだ。「日米貿易」をめぐって日本とアメリカはギリギリの交渉をつづけている――。そう受け取っている国民もいるのではないか。「日米貿易交渉」について、大手メディアが「貿易交渉 ト…
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景気は暗澹、外交には暗雲 この政権では国民は生き地獄
世界経済は最悪の事態に突き進むのか。トランプ米政権が10日、中国製品2000億ドル(約22兆円)分に課す制裁関税を10%から25%に引き上げた。中国も報復措置を取ると表明。両国政府は今後も協議を続け…
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経済無策と外交破綻 令和効果が失せればこの政権は終わる
3日間で計850円もの下落だ。9日の日経平均株価は、前日終値比で200円46銭安の2万1402円13銭で取引を終えた。10連休明けの株価は3日間続落。連休中の5月1日に元号が「令和」に変わり、日本中…
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株価は新元号で下がりっぱなし 「令和」大不況が始まるぞ
どうやら「令和相場」のご祝儀ムードはサッパリ期待できないらしい。 9日の東京株式市場の日経平均株価は前日比200円46銭安の2万1402円13銭と4日続落。新元号最初の取引となった7日から、…
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唐突な豹変 安倍晋三「北朝鮮直談判」の謎解きと勝算
勝算があるのか。強まる“蚊帳の外”批判を打ち消す妄言なのか。またぞろ人気取りの打ち上げ花火なのか。安倍首相が唐突に打ち出した「無条件で日朝首脳会談」が波紋を広げている。 安倍は6日夜、トラン…
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新天皇で勢いづく安倍政権と右派 「令和」で改憲の現実味
新天皇即位にともなう10連休は、安倍政権が狙った通り、日本中が慶祝ムード一色だった。連日テレビがワッショイワッショイと盛り上げ、お祝いしなけりゃ非国民とばかりの空気が充満している。 即位直後…
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朝から晩まで新天皇慶祝報道 マトモな識者が感じた“危うさ”
「平成最後の〇○」の連呼に辟易していたら、今度は怒涛の「令和最初の〇〇」ラッシュだ。天皇の生前退位と即位を前後し、メディアは改元一色に染まった。安倍政権がつくった史上初の10連休の演出も相まって、テレ…
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“世紀の愚策”後遺症の懸念 連休明けの経済波乱に身構えよ
皇位継承に伴う異例の10連休も残すところ、あと3日。改元祝賀ムードは果たしていつまでもつだろうか。時事通信の世論調査で4割が「うれしくない」と回答した悪評ふんぷんの長期休暇明けには、一転して景気後退…
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改元を1億総慶祝 令和で安倍首相の疑惑も恩赦になるのか
いよいよ、30日、平成の時代が幕を閉じる。元号が変わる時代の節目に主役気取りの安倍首相には強烈な違和感を覚える。 新天皇即位後の大嘗祭など「身の丈にあった儀式」を望む皇族の意向を顧みず、安倍…
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国民はファシストを望むのか 令和で民主主義は消滅の危機
平成が終わり、令和を迎える。果たしてどんな時代になるのか。せめて、マトモな政治に期待したいが、絶望的な気分になってくる。平成という時代をひと言で振り返れば、最後の最後になって、民主主義が徹底的に破壊…
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安倍政権打倒、野党再編へ 小沢が核になった重大な意味
国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表が26日未明、両党の合併に関する合意書に署名した。党名は国民民主党のままで、基本政策、組織などを継承。解散した自由を国民が吸収合併する形だが、それにし…
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派手な欧米歴訪にも懸念 安倍外交“破綻”青書の衝撃
「私とプーチン大統領の手で終止符を打つ。必ずや終止符を打つという強い意志を大統領と完全に共有いたしました」 昨年11月。シンガポールでロシアのプーチン大統領と会談した安倍首相は北方領土問題の解…
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後追い報道なしの異様 菅官房長官“食の安全”フェイク発言
国民生活の基盤である「食の安全」でも、安倍政権は呆れた詭弁を弄している。東京電力福島第1原発事故の被災地などからの水産物に対する韓国の全面禁輸を事実上容認したWTO(世界貿易機関)の上級委員会の判断…
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トランプ国賓、蜜月演出 安倍政権の姑息な目論見は逆効果
2つの衆院補選に大敗した直後の4月22日、逃げるように欧米に出かけた安倍首相。 一番の目的は、トランプ大統領との日米首脳会談である。ゴキゲン取りなのか、わざわざメラニア夫人の誕生日会(26日…
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増税延期なら安倍退陣が筋 ドサクサW選という狂った論法
統一地方選が終わり、永田町には解散風が吹き始めた。最大の誘因は、大阪12区と沖縄3区の衆院補選で自民党が「ダブル敗北」を喫したことだ。夏の参院選でも議席を大幅に減らすのではないかと、与党内では警戒感…
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野党が一つになれば勝てる 期待される共産党の党名変更
夏の参院選の前哨戦となった衆院2補選。与野党一騎打ちの沖縄3区では、玉城県知事の後継で野党統一候補の屋良朝博氏は、21日午後8時の開票と同時に当確マークがともり、自公候補を約1万7000票差で引き離…
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とんでもない監視国家 ギャンブル依存対策に顔認証の是非
政府が19日の閣議で、カジノ実現をにらんだギャンブル依存症対策の基本計画を決定した。計画の策定は、カジノを含む統合型リゾート(IR)の整備に向け、昨年成立した「依存症対策基本法」に基づく。 「…