【プレミアム会員限定】オンライン講座 保阪正康
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保阪正康(第15回)「表に出ないB面にある歴史の真実」
大正時代の前期と後期。社会はどう変わっていったのか。政治、外交などの表の歴史だけでなく、いわゆる新聞の社会面から見ていくのも面白い。保阪氏が取り上げる事件は3つある。鈴ヶ森で猟奇的に殺されたおはる…
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保阪正康(第14回)「表に出ないB面にある歴史の真実」
4回にわたって、大正時代にスポットを当てる。明治と昭和に挟まれた大正は特異な時代だ。まず、明治天皇と大正天皇の違いに言及する。大正天皇は文人の才が高く、素晴らしい漢詩を残しているという。当然、戦争…
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保阪正康(第13回)「表に出ないB面にある歴史の真実」
昭和のテロは5年から11年までの間に頻発している。浜口雄幸襲撃から2・26事件までだが、その数の多さもさることながら、テロリストの行為は義挙だとされて礼賛された。それがテロの連鎖を生み、暴力が肯定…
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保阪正康(第12回)「表に出ないB面にある歴史の真実」
大正時代はわずか14年で明治と昭和に挟まれている。特徴がない時代に見えるが、この時代の分析は重要だ。それはテロというキーワードを通じてみるとよくわかる。大正デモクラシーの時代と言われながら、財界の…
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保阪正康(第11回)「表に出ないB面にある歴史の真実」
歴史の証言者、またその関係者に丹念に当たってきたのが保阪氏だ。その中にはテロリストもいた。残酷な戦時経験をした者もいた。彼らはふつうに聞いても、その経験を語らない。時間を取ってもらい、自宅で向かい…
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保阪正康(第10回)「表に出ないB面にある歴史の真実」
明治と大正のテロは大きく違う。大正デモクラシーを謳歌し、吉野作造が唱えた民本主義が登場する。穏やかな空気が流れていたなかで、実は大きなテロが起こったのが大正時代だ。それも。狙われたのは財界のトップ…
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保阪正康(第9回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
国粋主義者によって刺された板垣退助。「板垣死すとも自由は死なず」という文言の真偽と、テロリストのその後の数奇な運命。そこから明治維新とは何だったのかという本質が見えてくる。 オンライン講座に関…
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保阪正康(第8回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
明治時代には多くのテロが起こった。そのテロは大きく2種類に分けられる。明治維新によって身分を奪われた不平士族の反旗と、急速な欧米化に対する国粋主義者によるテロである。しかし、そこには表の歴史から埋…
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保阪正康(第7回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
日本近現代史において、はずせないのがテロである。明治のテロ、大正のテロ、昭和のテロには共通項があるのだろうか。今回は4つのテロを比較する。大久保利光、大隈重信、板垣退助、森有礼へのテロの裏には一体…
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保阪正康(第6回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
日露戦争反対を貫いた平民新聞は64号で幕を閉じる。政府の弾圧だけでなく、様々な原因がある。世の中は好戦ムード。反対の新聞は異端視され、資金繰りも細っていく。内部では路線の対立も。平民新聞が廃刊した…
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保阪正康(第5回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
平民新聞には薩長の明治維新政府に対する反発があった。そうした声は明治10年頃から強くなっていく。何しろ、明治維新とは暴力革命そのものだったからである。庶民の生活も悲惨だった。驚くべき歴史の裏側を保…
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保阪正康(第4回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
平民新聞の中心的存在だった幸徳秋水は中江兆民を師と仰いだ。その中江の息子、中江丑吉は数奇な運命を辿る。東大卒業後、中国にわたり、様々な人と交わっていく。B面日本史にこそ、歴史の真実が隠されている。
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保阪正康(第3回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
日露戦争に反対した幸徳秋水、堺利彦らが立ち上げたタブロイド紙の平民新聞。社会面の充実ぶりにも目を見張る。時代は帝国主義のイケイケドンドンだったが、貧しい人の暮らし、女性の人権に目を向けていたのであ…
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保阪正康(第2回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
「財産の多寡、男女の差別より生ずる階級を打破し、一切の圧制束縛を除去せんことを欲す」 ――こんな理想を掲げて発刊した平民新聞。日刊現代と同じく、タブロイド紙だったとみられる。しかし、日露戦争反対の…
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保阪正康(第1回)「明治から令和まで B面事件・人物史」
事件、人物に焦点をあてて、歴史の裏側を見直すB面近現代史。最初に取り上げるのは明治36年に創刊された平民新聞です。幸徳秋水、堺利彦らはどんな経緯、思いで創刊したのか。そこにはすさまじい覚悟がありま…