銀座クラブホステス 哀愁の日々
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(30)「黒服」は一生できる仕事じゃない 常にチャンスを利用してステップアップを狙う
「黒服」という言葉が一般的になった背景にあるのがメディアだそうです。初めて働いたクラブの部長が「男性週刊誌の“黒服日記”という連載が人気になった影響が大きかった」と、自身がネタを提供した記事のコピーを…
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(29)ときには情報戦まで⁉ ホステスの強い味方 黒服は、歌舞伎の世界の“黒子”のような存在
ワールドシリーズでMVPに輝いた山本由伸投手を支えた名トレーナーの話が話題になりましたが、どんな世界にも裏方がいるものです。 クラブの裏方といえば通称“黒服”と呼ばれる人たち。その名の通り黒…
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(28)ホステスだけでは生きていけない
二刀流は大谷翔平選手の代名詞ですが、水商売の世界にも“二刀流”がいます。正確には“もどき”かもしれませんが……。 ホステスって「時給は高くて働くのは短時間」と効率いい仕事みたいに聞こえますが…
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(27)銀座の細い路地、緊急時は絶好の立ちション場所
男性アイドルが下半身を露出して逮捕された事件があったけど、朝5時ごろの新宿2丁目と聞いて、私は懐かしさを覚えました。私が遊びに行っていたのは10年以上前だけど、2丁目界隈は朝方まで店も路上もにぎやか…
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(26)K美はお客に内緒で「お土産の握りは“ワサビ抜き”で」と…
クラブで働いていても、ほかの女の子の素性なんてほとんど知りません。特に大箱の店ではホステスの数も多く話す機会も少ない。長く在籍するうちに、ようやく話すようになりお互いの私的な一面を知るようになります…
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(25)「銀座は空気代が一番高いのよ」
クラブ時代からお世話になっているお姉さんが経営するカラオケクラブ。10年ほど前のこと、ママが乳がんになり、入退院を繰り返すうちに「あなたに任せる」と引き継ぐ形でママとして切り盛りするようになりました…
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(24)「俺のボトル」で新人ホステスを困らせるお客さん
クラブではほとんどすべてのお客さんがボトルをキープします。下戸のお客さんも連れの方やホステスに飲ませるためにボトルを入れ、本人はコーラを飲んでいます。いわく「こんな華やかで優雅な空間を“酒飲み”だけ…
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(23)「新地で気取っていたら“アホか”と相手にされない」と巨乳のチーママ
「東京は田舎者の集まり」。よくいわれることですが、銀座のクラブも地方出身者の集まりといっていいかもしれません。私がいた店では東北、北海道出の子が多かったと思います。少なかったのが関西、四国出身者です。…
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(22)靴を脱ぎソファー席に横座り!鬼怒川の芸者さんの色っぽさ
銀座のクラブは男性専用と思われがちですが、多くはありませんが、女性客も来店します。 故・野村克也さんが銀座で飲む時も沙知代夫人と一緒だった話は有名でした。私も何度か2人でクラブ街を歩いている…
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(21)自称モデル、歌手・女優の卵が多かったけど…クラブでバイトする子はさまざま
クラブにもバイトの子がいましたが、その目的はホステスの頭数を揃えることです。クラブはホステスが席につくことを前提にお客さんは遊びに来ます。つかなければ怒って帰るお客さんもいます。場合によってはお金を…
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(20)時代は経費節減! ミニクラブが人気急上昇
カラオケのあるミニクラブで働くようになったのは40歳になった頃です。一回り上のお姉さんに勤め先を相談したら、「うちの店に来てよ」と頼まれ働き始めました。ホステス、そしてママをサポートする役目です。ク…
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(19)流産で儚く消えた結婚の夢 欧州への傷心旅行の後、銀座に戻る
ホステスは毎晩、さまざまなお客と接しています。人によっては、男に不自由することはないのかもしれませんが、ほとんどのホステスにとって、そこはあくまで仕事場であって、合コンをする場ではありません。そう簡…
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(18)「結婚してもいいかな」が間違いのもと
ストーカー事件が社会的な問題になっています。とくに夜の仕事をする女性とお客の間のトラブルが頻発しているようです。話がこじれて、男性が女性を殺害してしまうケースも報じられています。いまは現役を離れてい…
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(17)表の顔、裏の顔…美しいけれど“妖しい蝶”もいた
銀座では多くのホステスとの出会いがありました。「〇〇ちゃんどうしているのかなぁ」などと今も思い出す子が何人かいます。 ひと月ほど前、久しぶりに顔を出した老舗のバーでのこと。オーナーと思い出話…
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(16)ゲイバーは銀座ホステスの“憩いの場”
歌舞伎町を中心にしたホストクラブの悪質営業がニュースで流れています。私も昔、何度か行きました。でも、ホストの気を利かせたような言葉もしぐさも、あまり私には響きませんでした。銀座で、一流の方々を相手に…
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(15)“女”を武器に栄華を極めるママたち
銀座のクラブ街には今も語り継がれる言葉があります。 「子宮は子供を産むためだけのものではありません。服もバッグも時計も車も、マンションだって産むことができる。それが夜の銀座の世界です」 …
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(14)“社員旅行”をするクラブ、強盗に入られたクラブ
平日の午後、銀座のクラブ街を散策してきました。ネオンの下でしか歩いたことのない私には別な街のように映ります。雑居ビルとお店の看板。ネズミが歩き回っていた路地裏。懐かしさの半面、なくなったビルや店に一…
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(13)「お客との恋は自分の部屋には持ち込まない」
「二八(にっぱち)は景気が悪い」 水商売の世界では、よくいわれることです。2月は新年会などで出費がかさんだ後だし、寒くて外には出たくない。8月はお盆休みと暑さが重なって客足が鈍る。そんな事情も…
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(12)プロ野球選手と銀座ホステスの恋…「肉弾戦」を受けて立つ子もいれば「寿退社」の子もいた
銀座を多くの野球選手が闊歩していた時代があります。私自身、野球にも選手にも興味はなかったけど、お店に来る選手の話を聞いたり、話すようになったりしました。当然のことながら、「A選手とクラブ〇〇のB子が…
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(11)“兜町の風雲児”は銀座では“快男児” 最高のお客さまでした
松本人志、中居正広の性加害事件の舞台に使われた高級ホテルのスイートルーム。驚いた人もいたかもしれませんが、昔から、銀座のお客さんのなかにはホテルのスイートルームをアフターに使っていた方は珍しくありま…
