プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情 

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 今夏、関東圏の地方大会で複数の関係者が首をかしげる場面があった。

 甲子園経験校同士が顔を合わせた注目の一戦。僅差でリードしていた学校の捕手の動きに違和感を覚えたというのだ。

 捕手がミットを構えてから、投手が投げる瞬間に小刻みにジャンプ。その瞬間、捕手はミットを動かす。そうした動作が何度も繰り返された。

 試合後、捕手に話を聞くと、「サイン盗み対策です。相手は確実にやっていました」とキッパリ。

 甲子園出場経験のある監督がこう明かす。

「サイン盗みは相変わらず、当たり前のように横行しています。塁上のランナーだけでなく、一塁や三塁のランナーコーチまで加担するケースも珍しくない。つまり、選手個人の判断ではなく、指導者ぐるみです。1球ごとにコースだけでなく、球種まで盗むチームもある。その観察眼には思わず舌を巻くほどです(苦笑)。甲子園だって例外じゃありませんよ」

 プロスカウトも、サイン盗みの実態は把握している。

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