ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

公開日: 更新日:

 池山隆寛新監督(60)を迎え、3年連続BクラスからのV字回復を目指すヤクルト。主砲の村上宗隆が抜ける来季は、借金22で最下位に沈んだ今季以上の苦戦を強いられると見られているが、球団内では来年1月1日付けでGMに就任する青木宣親GM特別補佐(43)が早くも存在感を発揮しているという。

「来年の正式就任を待たず、このオフから実質的なGMとして稼働しています。戦力外選手の判断から新助っ人外国人選手の選定…すでにヤクルトは3人の新外国人の獲得を発表していますが、全員がリリーフ投手になったのも、青木補佐の意向だそうです。池山内閣の組閣にしてもそう。実は池山監督には外部から招聘したい意中のコーチがいた。ヤクルトでの現役経験があり、指導者としてのキャリアも豊富。個人的なつながりも深いそのコーチの招聘を池山監督が望んだものの、青木補佐は却下した。チームの大先輩にあたる池山監督にも遠慮なしです。中長期的視野に立ってチームの態勢を整えるのがフロントの仕事で、現場は与えられた戦力で結果を出すのが仕事、というメジャー流です。どちらかと言えば〝なあなあ〟だったチーム運営が青木GMで大きく変わろうとしています」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情