JRは10月14日に「秋の乗り放題パス」発売 鉄旅に不可欠な「みどりの窓口」混雑問題で女性職員が語るキャバクラ化の現状
長雨が続いた9月が終わり、10月は全国的に秋晴れが続いている。絶好の行楽シーズン到来である。JRグループでは、10月14日の「鉄道の日」に合わせて格安フリー切符の「秋の乗り放題パス」を発売。これを利用して鉄道旅行を計画している人もだろうが、そこで気になるのが「みどりの窓口」だ。
JR各社は経費削減で「みどりの窓口」の廃止を進めていて、今や窓口自体が貴重な存在になりつつある。東北地方には1~2時間も電車に揺られないと、窓口のある駅に着かない地域もある。そんな貴重な窓口を長時間占拠し、一から“旅行の相談”を行う人が目につくようになっているという。高齢者が多いかと思いきや、若い世代も少なくないようだ。スマホで切符も購入できる時代の窓口は、どうあるべきか。
■複雑な切符を調べても分からず軽い気持ちで…
かつて、駅の窓口は切符を売るだけではなく、旅行の相談ができる場所でもあった。スタッフが一緒に旅のルートを考えてくれたし、お得なフリー切符なども提案してくれた。JR東日本の場合、地方の駅にも「びゅうプラザ」という旅行代理店があり、そこでスタッフと雑談しながら旅の計画を立てる人がいたのは事実である。
しかし、人口減少と労働力不足が重なり、駅の無人化も進んでいて、「びゅうプラザ」も廃止された。スマホやネットで旅行商品が買えるようになったため、旅行代理店も駅や街から急速に減っている。そんな流れを受けて駅は気軽に旅行の相談ができる場所ではなくなってしまったのだ。
「本来であれば旅行の相談は歓迎だし、私も旅好きなので、空いている時間であればもちろん付き合いますよ」と理解を示しつつ、「しかし、混んでいるときは“空気を読んで”やめてほしい」と話すのは、JRグループの駅員として窓口業務も担当するYさんである。そもそも窓口を長時間占拠するのはどんな人で、その目的は何なのだろうか。
「旅行の相談をする人は高齢者が圧倒的に多いのですが、“占拠”してしまうのは若い人も少なくありません。高速バスや飛行機と違い、鉄道の切符はルールが複雑。乗り慣れていない人には、乗車券や特急券の違いが分からないし、調べてもなかなか理解しにくい。そのため軽い気持ちで『窓口で聞いてみよう』と訪れるケースが典型です」
















