著者のコラム一覧
鈴木宣弘東京大学教授

１９５８年、三重県生まれ。８２年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、０６年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」（文芸春秋）、「悪夢の食卓」（角川書店）など著書多数。

暴走TPP「10のウソ」

TPPのウソ<8> 国会決議守らず米国に大幅譲歩のアリ地獄

公開日：　更新日：
４日、委員会は強行採決（Ｃ）日刊ゲンダイ

「農産物関税」のみならず、政権公約や国会決議で、ＴＰＰ交渉において守るべき国益とされた「食の安全」「医療」「自動車などの非関税措置」についても、全滅である。

　日本が譲歩したものを少し挙げてみる。

●自動車の安全基準の緩和
●軽自動車税の増税
●自由診療の拡大
… 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り1,032文字／全文1,173文字)

【連載】暴走TPP「10のウソ」

この連載の一覧を見る

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう！

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末
  2. 2

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機
  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身
  4. 4

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず
  5. 5

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる
  1. 6

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”
  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析（前編）
  3. 8

    改ざん調査報告書の取りまとめ役・伊藤金融庁長官 「知らなかった」発言をお詫びしたけれど…
  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱
  5. 10

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

もっと見る

  1. PR

    ベアリングの常識を破った中小企業に注目が
  2. PR

    10月17日からPGAシニアツアー「ファンケル クラシック」開催（裾野カンツリー倶楽部）
  3. PR

    既婚者マッチングアプリ「Healmate（ヒールメイト）」の代表インタビューが話題に…！
プレミアム会員限定 オンライン講座 開講！
ゲンダイオンライン
ニャンダイカレンダー2026
プレゼント
お楽しみ脳トレ 数独
コクハク
日刊ゲンダイ公式写真サイト MOMENT
オリジナル家系図

人気キーワード

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか
  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密
  3. 3

    公明票消失で自民衆院「東京選挙区」が全滅危機…「萩生田だけは勘弁ならねぇ」の遺恨消えず
  4. 4

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕
  5. 5

    「自維連立政権」爆誕へ吉村代表は前のめりも、早くも漂う崩壊の兆し…進次郎推しから“宗旨変え”
  1. 6

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず
  2. 7

    国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎる
  3. 8

    自民「聞いてないよォ」、国民・玉木氏「どうぞどうぞ」…首相指名の行方はダチョウ倶楽部のコント芸の様相
  4. 9

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ！」スポーツサイエンスの第一人者が指摘
  5. 10

    「ガルベスと牛乳で仲直りしよう」…大豊泰昭さんの提案を断固拒否してそれっきり