著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

敗戦直後にはさまざまな権力が問い直されたのだった

公開日: 更新日:
法皇の座からあいさつする“熊沢天皇”(1957=昭和32年6月28日、東京・上野名月館)/(C)共同通信社

 戦後になって、「我こそは天皇なり」と名乗った人たちが、私の計算では19人に達したと記述した。昭和60年代の初めだが、そういう人物の何人かに取材を試みた。むろん当事者は亡くなっていたが、その家族、あるいは知り合いにも会うことはできた。意外だったのは、これまで書いてきたように熊沢天… 

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