著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

価値観が逆転した戦後社会が生んだ自称天皇たち

公開日: 更新日:
南朝正統を自称する熊沢寛道氏(熊沢天皇=1946=昭和21年10月25日)/(C)共同通信社

 戦後社会は価値観の逆転した風景が、いくつも見られた。自分が天皇だ、と名乗り出た熊沢天皇については、すでに記述した。この流れになるのだが、戦後数年の間に、こうした自称天皇はどの程度存在するのか、私は全国紙、地方紙、それに雑誌などを次々に調べたことがある。昭和50年代のことである。… 

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