著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「憲法と日本人」(37)戦後においても国家総力戦の発想を露呈させた旧軍出身議員の危険性

公開日: 更新日:
太平洋戦争の時代、大日本国防婦人会が結成されるなど、戦時下の銃後の活動、つまり戦力の一つとして婦人にも軍事教練が行われたのだった(1942=昭和17=年1月28日) /(C)共同通信社

 神川彦松の自衛隊論は、実際の姿を明確に、正直に語っている。改憲側、護憲側を問わず、事実認識という点では、極めてまっとうだと言ってもよいであろう。そうはいっても、将来は「日本臣民の軍隊」と言いだし、委員会の中からも失笑を買っている。

 これではマッカーサーの軍隊が、いずれ天… 

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