遅すぎた簗農相更迭…高市首相の“孤立と独善”で官邸の「危機管理能力」崩壊あらわ
ダサい”とディスった大臣の更迭に随分と時間をかけたものだ。
選挙で自身を応援しなかった首長の自治体予算を「大幅にカットした」と言い放った簗和生農相(47)が14日、官邸で高市首相と面会し辞表を提出。15分程度の面会の後、報道陣に「国会審議、農林水産行政にこれ以上迷惑をかけるわけにいかない」などと、ボソボソと辞任理由を語った。
その後、高市首相も報道陣に「大臣の職を辞したいとの申し出があった。受け入れることとした」と発言。事実上の更迭だが、いくらなんでも高市首相の決断は遅すぎだ。問題の発言が発覚してから2週間、高市首相は「とにかく働いて仕事で返せ」などとかばい続けた。
その間、予算カット発言は炎上し続け、さらに、選挙期間中にシャトルバスで有権者を無償送迎していた公職選挙法違反疑惑も浮上。15日発売の週刊文春は、選挙運動に関わった事務員に報酬を支払った「運動員買収」疑惑まで報じている。
続出する疑惑に対し、簗氏が一貫してふてぶてしい態度で曖昧な説明を繰り返した結果、問題は長期化。農水省内には、簗氏の国会答弁や報道対応をサポートする「お支えチーム」まで新設され、職員の仕事を激増させた。
こんな状況になる前に、高市首相がサッサとクビを切っていれば、ここまで問題が大きくなることもなかったはずだ。この間の農政の停滞をどう取り戻すのか。任命責任を問われるのは当然である。


















