週刊誌からみた「ニッポンの後退」
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今度は「ニュース7」の畠山衣美が…NHKの男女はなぜ「不倫がお好き」なのか
TBS系で4月から始まった“自虐”ドラマ「キャスター」で、主演の阿部寛が今の腑抜けた報道番組をこう斬って捨てた。 「現代の日本の報道はコンプライアンスや時代の空気に合わせ安心安全な情報ばかり。…
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広末涼子は世間と時代の破壊者たれ!キルケゴールを読みこなす彼女の一面から見えるもの
「広末涼子は菩薩である」 これは作家・五木寛之が幾千万の戦後のコピーの中でもベスト3に入る傑作だとした、評論家・平岡正明の「山口百恵は菩薩である」(講談社)の二番煎じである。 百恵と広…
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旧統一教会は本当に解散させられるのか…米政権が「待った」をかける?
「トランプ大統領と石破茂首相が電話で話したのは『関税』のことだけではない。統一教会の解散問題についても話したそうだ」 永田町の廊下トンビの間でこんな噂が囁かれている、というのは私の作り話だが、…
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容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった
フジテレビは第三者委員会の報告を受けて、即刻、総務省に免許を返上し、解散すべきである。 なぜなら、約300ページに及ぶ報告書を読む限り、ここまで腐りきったフジが“再生”する可能性はほとんどな…
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大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言
大阪・関西万博開催まで2週間となった。だが、1970年の大阪万博を知っている私には、“異常”とも思える盛り上がりのなさである。 70年万博は高度成長の真っただ中、「人類の進歩と調和」をテーマ…
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茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!
「茨城県知事の下で職員13人が自殺した」 週刊文春(3月20日号)がショッキングなタイトルを付け、「これは第2の兵庫県知事問題」だと報じた。 茨城県知事の名は大井川和彦(60)。東大卒…
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女子プロゴルファーにトリプル不倫騒動…一流アスリートと性欲の関係はとかく難しい
「女子ゴルファーの売春組織がある」 私がサツ回りのブンヤから情報を得て取材を始めたのは今から半世紀近く前のことだった。1974年に「日本女子プロゴルフ協会」が発足したが、その年の「日本女子プロ…
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悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った
秋篠宮悠仁(ひさひと)さんの成年会見には秋篠宮家の命運がかかっていた。 長女・眞子さんの「皇室としては類例を見ない結婚」(秋篠宮)から始まった秋篠宮家バッシングは、母親・紀子さんの従業員たち…
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「文春砲」炸裂の裏に喜田村洋一弁護士あり “守護神”が見守ったスクープ連発の舞台裏
喜田村洋一弁護士は文春砲の「守護神」といわれる。 文芸春秋の顧問弁護士で、週刊文春が数々のスクープを放つことができるのは、彼の存在抜きにはあり得ない。 花田紀凱が文春編集長時代から関…
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大谷の性格、「俺は知ってるけど言えない…」水原元通訳の父親が投げかけた重大な問題・素朴な疑問
「もっと翔平を調べたらいいんじゃない? 翔平の性格を。彼のことわかんないでしょ? 俺はもちろん知ってる。ただ、俺の口からは言えない。俺のことじゃないから」 これは週刊ポスト(2月28日・3月7…
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テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭
人生、一寸先は闇──。埼玉県八潮市の道路陥没に巻き込まれた74歳のトラックドライバーの不運を思うと、つくづくそう感じ、うなだれる。 信号が青に変わり、トラックは左折した。それを見計らったかの…
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日枝久取締役相談役が辞めてもフジテレビの再生なし…「独裁者」がいるメディアほど業績がいい不思議
「フジの“上納文化”をつくったのは日枝久だ」「“独裁者”日枝が40年近くも支配してきたためフジは企業統治不全に陥っている」「日枝久の大罪を暴く」──。 諸悪の根源は日枝相談役にあり、彼を取り除…
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フジテレビ騒動で立場逆転…大誤報&お詫びの週刊文春はどこで間違ったのか?
週刊文春が「中居正広9000万円SEXスキャンダル」で大誤報&お詫び! それも10時間半に及ぶフジテレビの出直し会見が世の耳目を集めていた1月27日、有料会員向けの電子版にひっそりと掲載して…
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露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰
「フジテレビはブスは採りません」 フジテレビのアナウンス部長(当時)だった露木茂は、マスコミを志望する法政大学の学生たちの前でこう言い放った。 2000年代初め、私が受け持っていた「編…
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「私はヘタとはゴルフしません」…周防郁雄氏の引退報道で“芸能界のドン”からのキツいひと言を思い出した
芸能界の“ドン”といわれた芸能プロ「バーニング」の周防郁雄(84)が表舞台から消えた。 週刊文春(1月16日号)によれば、昨年10月ごろ、食事中にろれつが回らなくなり救急車で運ばれたという。…
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足立区女子高生コンクリート詰め殺人…3人が再逮捕、1人は引きこもり「その後の少年たち」を追った労作
年初から、物いわぬテレビや新聞に怒り狂っている。 能登半島地震から1年。どのテレビも被災者たちの苦境を伝えてはいるが、政治の無策を大声で追及するテレビは、私が見た限り、なかったのはナゼだ。 …
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「紀州のドン・ファン事件」裁判で須藤早貴被告に一審無罪 検察は控訴しても勝てないこれだけの理由
「もうちょっと死に方を考えてほしかったです。社長があのタイミングで死んだせいで、私は何年も人殺し扱いなので。クソッ」 “紀州のドン・ファン”といわれた野崎幸助が「急性覚醒剤中毒」で亡くなった件で…
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悠仁さまの進学先も、紀州のドン・ファン裁判も…メディアの敗北は兵庫県知事選の後も続く
今年は「メディアが敗北した年」として記憶されることになるに違いない。 斎藤元彦の出直し県知事選圧勝。秋篠宮家の悠仁さんの筑波大学入学。紀州のドン・ファン殺人事件で無罪判決。いずれもメディアは…
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韓国という国がなぜか羨ましい…大統領の暴挙にすぐ立ち上がった市民の意識
私が北朝鮮に行ったのは1985年の5月だった。 金日成が君臨し、レーガン・中曽根・全斗煥といわれていた時代であった。一人で1カ月間という条件。後で知ったのだが、民間人としては作家の小田実以来…
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旧ジャニーズ激怒し紅白出場を“固辞”…Nスペ「ジャニー喜多川特集」放送後に起こっていること
私は年末のNHK紅白歌合戦を見ないことに決めた。 旧ジャニーズのメンバーが出ないからではない。出演交渉の過程でNHKが今もなおジャニーズの“支配下”にあることが明らかになったからである。 …