初の男性向け情報誌「FANCL M(ファンケル エム)」創刊 ~ファンケル

公開日: 更新日:

男性ならではの悩みやライフスタイルに寄り添った提案があると嬉しいの声

 ファンケルが本年2025年6月に創刊した男性向け情報誌「FANCL M(ファンケル エム)」が早くもユーザーの話題を集めているという。

 そこで、同誌を発刊した背景や同誌への思い、ユーザーへの情報提供の考え、今後の展開などを担当者に取材してみた。

テーマは「メンズ」と「メンテナンス」

「FANCL M」は同社が初めて手がけた男性をターゲットとした情報誌。

 誌名の「M」にはもちろん男性=メンズ、そしてメンテナンスの「M」の2つの意味を込めているのだという。同誌の制作に携わった販売企画部情報開発グループ・木賀直子課長は言う。

「男性向けの内面・外面を含めた情報提供をしていくことを考えたときに、セルフメンテナンスを提案していく形で進めようと思いました。発行前に、世の中的にはスキンケアを意識している男性も多くなっているという仮説を立てていたのですが、実態調査をした結果、意外にも意識している方は少なく、多くの男性は毎日の洗顔もきちんと行っていないケースが多いということが分かりました。これには長年化粧品事業をやってきた私たちにとっても反省しなくてはいけないことだと思い 、Mにメンテナンスの意味も込めて、スキンケアをはじめとした内外ケアの大切さを中心に啓蒙していくことにしました」

男性の悩みやライフスタイルに寄り添った情報誌が欲しい

 同社では現在「FANCL Fleu:me+(ファンケル フルーミー プラス)」という情報誌を発行している。

 これは23年1月、それまで発行していた化粧品情報誌「エスポワール」と健康食品情報誌「元気生活」を統合させ、40代・50代の女性をターゲットに体の内外からサポートできる情報を発信しているものだ。

 もちろん、この冊子には日々の生活に役立つ情報が多く盛り込まれユーザーの評価も高いが、その一方でこんな意見も寄せられたのだという。

「男性のお客様から『今までのファンケルの健康食品の情報誌は男性も女性も関係なく読めるような作りだったけど、今度の冊子は男性には関係ないような形に見えてしまっているのが少し残念』とか『男性ならではの悩みやライフスタイルに寄り添った提案があると嬉しい』といったようなお声を継続的にいただきました。 そこで、今後、男性に特化した情報誌などで提供させていただくことが必要だなと痛感したというわけです」(木賀課長)

■男性向け製品の情報提供やサポートを

 さらに「FANCL M」にはもう1つの大きな役割がある。

「FANCL Fleu:me+」にリニューアル以降の男女別の商品の継続率や離脱率を確認すると、女性よりも男性の離脱率が高かった。これも男性向けの情報がなくなってしまったことによる弊害なのかもしれないという仮説があった。

「使用継続率の低さは、情報提供やサポートが少ないコトに一因があると私たちは考えました 。そこで『FANCL M』ではその点も十分に配慮して、男性のお客様にとって魅力的な誌面作りを心掛けています」(木賀課長)

コンセプトは「オトナ男性の『これから』をつくる、自分メンテナンス」

「FANCL M」のターゲットは50代以降の男性。「オトナ男性の『これから』をつくる、自分メンテナンス」をコンセプトに、同社が長年培ってきた知見を生かしながら男性特有のニーズやライフスタイルに応える内容を充実させている。その特長としては、

●男性ならではの悩みに応える製品をピックアップして まとめたカタログ「ファンケルMセレクション」の紹介
●男性が心身ともに健康で充実した毎日を送りライフスタイルを豊かにするためのサポート情報「自分メンテナンス」の紹介
●全24ページにわたる充実の内容ながら、忙しい男性でも毎日快適に読める紙面構成


 を柱としており、男性の健康 を体の内外からしっかりサポートしている。

「女性と比べて男性はよりエビデンスに基づく情報や結果、プロセスを尊重するというか、そういった点を好むという傾向があるのではないかと見ています。そこで、本誌ではアンケートの結果や専門家の監修によるエビデンスや根拠、データなどをきちんと提示することで読む方に納得していただけるような誌面構成をするようにしています」(木賀課長)

男性ユーザーから届いた喜びの声

 ちなみに、創刊号では「50代からの目の健康」「肌の『身だしなみ』意識調査」「数字で丸わかり オトナ男性の体の真実」の特集3本、タレントでコラムニストの松尾貴史氏のインタビューという構成になっており、どの記事も毎日の生活に役立ちそうだ。

 創刊からまだ1カ月だが、同社には男性ユーザーから男性向けの情報誌を作ってくれて嬉しく感じる」などといった感謝の声が多数届いているという。木賀課長ら作り手の想いは早くもしっかり届いているようだ。

■読者と一緒に育てていきたい

「FANCL M」はファンケルメンバーズの男性及び同居の男性がいる女性など約15万人の他、希望者には専用URLから申し込めば無料で送付される。

「この冊子は、ぜひ自分目線の雑誌を作って ほしいという男性のお客様の声から生まれた情報誌です。そういうお声があったからこそここまで来ることができたかなと思っていますので、これからもお客様と一緒にこの冊子を育てていって、自分で自分の体を作る、自分の体は自分でメンテナンスするという意識を高めていただければ嬉しいですね」(木賀課長)

「FANCL M」の発行頻度は年2回で、次号は来春2月予定となっている。次はどんな情報を届けてくれるのか、今から大いに楽しみだ。

「FANCL M」無料請求はコチラから

■提供:株式会社ファンケル

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

もっと見る

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑