著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

高橋成美「渋幕→慶応」だけでは読み解けないズバ抜けた回転の速さ 世界選手権ペアで日本人初の銅メダル

公開日: 更新日:

「バラエティーの救世主」(テレビ局ディレクター)と評価が爆上がりなのが元フィギュアスケート選手の高橋成美(34)。今年2月のミラノ・コルティナ五輪でりくりゅうペアが金メダルを取った際には名解説で盛り上げた。日本中を興奮の渦に導いた高橋の能力の高さにテレビ業界も注目し、今や引っ張りダコ。「芸人ばかり起用され食傷気味だったところに新星が現れた。頭の回転の速さがズバぬけている」というのだ。7月18日からは中京テレビの新番組「あすりーとHOLIDAY」で陣内智則と一緒にMCを務めている。

 地頭の良さはスケート人生を続ける中での学歴を追っていけば見えてくる。千葉県松戸市で生まれ育った高橋がスケートを始めたのは3歳。小児喘息対策だった。のちに同じ都築章一郎コーチ(88)のもとで学ぶことになる3学年下の羽生結弦(31)も喘息の克服が目的だった。

 小学校4年の時、父の転勤で中国の北京に渡る。5年になって一時帰国した際は仙台市の都築コーチの自宅に下宿。羽生と同じ小学校に通い、練習に明け暮れた。半年後、再び中国に。小6でペアに転向した高橋は同国の全国大会に出場し6位に入賞。めきめき力をつけていく高橋に横やりを入れたのが中国フィギュアスケート協会だった。「中国に国籍を変更しなければ、国内の大会に出場することはできない」と言い出したのである。

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