巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務
花巻東(岩手)の4番・古城大翔主将(3年)が41年ぶりの快挙である。1年夏から春夏5季連続で甲子園に出場。全7試合に4番で出場しており、5季連続4番は1983~85年の清原和博(PL学園)以来となった。
昨9日の第1試合で新田(愛媛)と対戦。二回無死から高めの変化球を中前にはじき返すと、四回1死からは死球で出塁。さらには六回無死から左翼フェンス間際まで飛ばす二塁打で、いずれも生還を果たし、2安打3得点。4-2で競り勝った花巻東の2年連続初戦突破に貢献した。
最後の夏を迎えた古城は「過去より一試合一試合の重みが重い。それをすごく感じながらプレーしていた」と汗を拭った。
球界のサラブレッドだ。
父は日本ハム、巨人で内野手として活躍した茂幸氏で、現在は巨人から派遣され、ハヤテベンチャーズ静岡のヘッド兼野手総合コーチを務めている。巨人時代は内野の名手として鳴らした。堅実な守備力はもちろん、意外性のある打撃でも貢献し、当時の原辰徳監督には「振り向けば古城」(故障者が出たり、困った時にいつもいてくれる)と重宝された名バイプレーヤーだった。
一方で息子はちょっとタイプが違う。180センチ、94キロ。ガッチリした体格の右のスラッガーは、4番打者でバリバリの主役タイプである。右方向にも長打が打てる爆発的なパワーが武器で、元プロの父や花巻東・佐々木洋監督のススメもあって、1年時から木製バットを使用。それでも、高校通算34本塁打を誇る。高校の先輩・佐々木麟太郎(現マーリンズ)が打撃優先型の選手だっただけに、体格のいい古城も打つだけの選手かと思われがちだが……。「いや、麟太郎とは違って内野の守備もうまいですよ」と某プロ球団のスカウトがこう証言する。
「ポジションは三塁か一塁。送球は正確で強肩なのがいい。ハンドリングは柔らかいし、フットワークも軽い。守備は父親譲りで、内野手としての評価も高い。右打者のスラッガーは日本球界全体で希少ですから」
そんな大砲に熱視線を送るのが、父が所属している巨人である。
9日現在、75本塁打と343得点はともにリーグ4位。少なくとも打線は“Bクラス”なわけで、首位にいるのが不思議なほどである。この日のヤクルト戦は逆転勝ちしたものの、加入したばかりの小笠原慎之介は、全4登板で6回以上を投げて自責点3以下のクオリティースタートを続けながら2勝2敗。貧打線が投手を援護できない試合も多い。
さる巨人OBがこう言った。
「三塁と一塁といえば、元主砲・岡本和真のポジションだったが、メジャーに流出した大きな穴が埋まっていない。現在の三塁は元ドラ1で2年目の石塚裕惺を育成中だが、ドラ5新人の小浜佑斗らが日替わりで出場している。正一塁手のダルベックにしても、助っ人は何年いるか不透明。岡本の後釜として、日本人の生え抜きスラッガーの獲得、育成は急務。特に右の大砲は喉から手が出るほど欲しい状況で、古城は『上位候補』という枠から、『外れ』も含めた『12人の1位候補』の仲間入りを果たしそうです」


















