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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

公開日: 更新日:

石坂浩二

 戦後80年という節目を迎えた2025年。第一線で活躍する戦前生まれの芸能人もずいぶん減った。特に男優は数えるほどしかいなくなった。そうした中で今年も変わらず露出が目立ったのが石坂浩二(84)だ。NHK大河ドラマ「べらぼう」をはじめ、数々のドラマに主要な役で登場。さらには、リーグ優勝した阪神について多方面からコメントを求められた。

 石坂が熱狂的な阪神ファンになったきっかけは幼い頃に連れていかれた六大学野球の早慶戦。慶応大の主将だった別当薫選手のプレーに魅せられた。翌年、別当は阪神(当時、大阪タイガース)に入団。在籍したのは2年間だけだったが、石坂は以降も阪神を応援し続けた。

 銀座で生まれた石坂は祖母に手を引かれてたびたび浅草を訪れ、喜劇や落語を見たという。戦争が終わると、都内屈指の高級住宅地・大田区田園調布に移り住んだ。父はストアを展開する明治屋の取締役だった。小学校は地元の田園調布小。公立ながらレベルが高いことで知られ、区外からの越境入学も多かった。

 中学受験して慶応普通部に進んだ。石坂は自伝「翔ぶ夢、生きる力」(廣済堂出版)の中で慶応に行きだした頃のことを「幼稚舎から来る連中の生意気さに驚いた」と記している。「これは石坂さんの偽らざる気持ちでしょう」と話すのは慶応大の文系教授。小学校の幼稚舎から大学、大学院までずっと慶応で過ごした人物だ。

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