著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

高級ドライヤーの評価を決定づけた美容への意識改革 3万円以上が市場の4割、8万円の商品も!

公開日: 更新日:

 2015年、ある美容師にドライヤー選びを尋ねると「大風量で安ければいい」と返された。業務での激しい使用でケーブルが断線しやすいため、消耗品と割り切るプロの論理だ。  

 だが、パナソニックは逆の道を歩んだ。1997年ごろから研究を重ね、コストダウンではなく、毎日使うことで髪質改善を目指す「ヘアケア」という付加価値を追求したのだ。

 そもそも、なぜドライヤーで髪が傷むのか。洗髪後の濡れた髪はキューティクルが開き、高熱に弱く無防備になる。その一方で、自然乾燥でも水分を含んだキューティクルは傷みやすい。

 そこでパナソニックは、帯電微粒子水「ナノイー」に着目した。これはOHラジカルを含む5~20ナノメートルの微粒子だ。ウイルスが100ナノメートル程度だから、極めて微細であることが分かる。このOHラジカルを髪表面に付着させてキューティクルを引き締め、同時に微細な水分で保湿するという仕組みである。

 導入当時はナノイーの認知度が低く、ドライヤーに水タンクが必要だったりと洗練されていなかったが、その効果は徐々に市場に浸透。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」