溝口敦の「斬り込み時評」
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変質進む暴力団 「遊侠の徒」の消失は伝統文化の変容か
13日に6代目山口組は事始めを、神戸山口組は納会を、それぞれ開いた。来年の指針を6代目側は3代目田岡一雄の時代に制定された山口組綱領の一句から「和親合一」に、神戸側は「風霜尽瘁」に、それぞれ定めたと…
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ウブすぎてクスリにはまったASKAが飯島愛に語ったこと
ASKA容疑者(58)が覚醒剤の使用容疑で再逮捕・再送検されたが、ASKA本人は「クスリを見てないし、やっていない」と否定している。 警視庁の尿検査では覚醒剤使用が陽性である。化学的、生理的…
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ロクな結末にならない 日ロ交渉のどっちもどっち
12月15日、山口県長門市で安倍・プーチン会談が開かれるが、北方領土問題は解決の端緒さえ掴めず、安倍首相は日ロ関係史に名を残せそうにない。 知り合いの自民党元幹部はこう言っている。日本はロシ…
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どこを探しても豊洲への移転の必然性が見当たらない
汚染土のため豊洲市場への移転問題は、依然としてメドが立っていない。現在、築地市場には水産563業者、青果97業者の仲卸が加盟しているという。 知り合いから電話があった。「ほんとに豊洲への移転…
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既存ダムの有効利用こそが日本の地形に合ったエコである
地球温暖化対策の国際的枠組みとなる「パリ協定」が4日、発効した。日本では、TPPをめぐる国会攻防の余波で予定していた承認案の採決が見送られ、政府与党は8日の本会議での採決を目指している。 だ…
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毅然として的確な捜査を期待しているのは暴力団の方だ
山口組の分裂に伴う両派の対立抗争は、同時に警察の思惑と取り締まりを無視できない三つ巴の戦いと認識されているが、どうにも警察の動きが不透明で頼りない。 携帯電話や中古車の割賦購入で、暴力団とい…
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銀座のスナックでお世辞をくれた 蓮舫との思い出と提言
別に民進党の支持者でもないし、蓮舫代表のファンでもないが、最近の彼女にはもどかしさや違和感を感じる。 第一に気に入らないのが、今もって顔を見るだけで不愉快な野田佳彦を幹事長に据えたことである…
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目先の利益にしがみつく電力総連の醜悪
東電福島第1原発事故では、多くの帰還困難地域や居住制限区域を生み出した。これらの地域は原発の放射線で汚染され、荒れ野になった。いわば「被占領地域」である。右翼風にいえば、原発の立地ほど国益を裏切る行…
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世界中で横行するヒトラーさながらの淘汰殺人
フィリピンでは、ドゥテルテ大統領の就任後2カ月で麻薬関連を疑われ、警官に殺された者が1100人を超えた。同時期にこれとは別に、麻薬関係の抗争などで2025人が殺されたという。 同大統領はヒト…
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神戸との和解案が流れ…「6代目山口組」に飛び交う人事案
6代目山口組にいくつかの人事情報が飛び交っている。人事情報は組織内部の現状や今後の方向性を多少ともうかがわせる材料になる。 確度の高いもの、低いもの、いろいろだが、ほぼ確定とみられているのが…
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分裂山口組で双方が「3つの和解案」を模索し始めた
山口組の組員であって、今の分裂・対立状態が正常だと考える者はごく少数だろう。どちらの派に属していようと、組員の多くは一刻も早く両派が和解し、再統合してほしいと願っている。抗争含みの現状では日常のシノ…
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和歌山発砲立てこもり事件 カタギが拳銃を持っていたワケ
和歌山発砲立てこもり事件の溝畑泰秀容疑者(45)は警察隊に包囲された上、自分の腹を撃ち、8月31日に死亡した。これでなによりホッとしているのが溝畑に拳銃を売った者、覚醒剤を売った者だと噂されている。…
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いまどき「カラーギャング」の恐るべき内面の貧弱さ
埼玉県東松山市の河川敷で井上翼さん(16)を殺した無職少年ら5人は、赤い服を着て東松山駅や高坂駅周辺に集まる「カラーギャング」として、地元では知られる存在だったという。 久しぶりにお目にかか…
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若者は「大麻」、中高年は「覚醒剤」という最近の傾向
「すずめの涙」などのヒット曲で知られる韓国人女性歌手、桂銀淑さん(55)が10日、覚醒剤の使用と詐欺で韓国大法院から上告を棄却され、懲役1年2月、追徴金80万ウォンが確定した。 彼女は9年前、…
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19人刺殺 相模原の大量殺人は後世にどのように伝わるのか
相模原障害者施設殺傷事件は現在、犯人・植松聖が犯行前に歌舞伎町の半グレ集団に属していたとか、学生時代に入れ墨を入れたとか、どこで飲んで、どこの女を呼んだとか、メディアの関心はほとんど枝葉の部分に移っ…
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半グレ集団 オレオレ詐欺と危険ドラッグの次に何をやる?
今年上半期の特殊詐欺被害額は198億円余で、前年同期に比べ約42億円(17.4%)の減と、警察庁が4日、発表した。 筆者は今年5月末、本欄で「オレオレ詐欺につらい最新携帯電話事情」を書き、衰…
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浪川会長に聞いた 6代目と神戸山口組“和解話破談”の顛末
浪川会(本部・大牟田市)浪川政浩会長は6代目山口組、神戸山口組両方にパイプを通じる全国でも有数の組長である。 この浪川会長は今年5月21、22日ごろ、名古屋の弘道会系稲葉地一家・中村英昭前総…
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神戸山口組大幹部が激白 6代目との和解「決裂」の全真相
先日、神戸山口組の織田絆誠若頭代行に会い、6代目山口組との和解話について、真相を聞くことができた。織田代行は事実を真逆にして伝える6代目山口組のやり口を腹に据えかねている。神戸山口組の名で自分が担当…
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都知事候補・古賀茂明氏の予言通りになったダッカ襲撃
参院選が与党圧勝で終わった。次に都知事選という政治イベントが控えている。 小泉元首相の振り付けで立候補した小池百合子元防衛相の周りでは、石破派の鴨下一郎や平将明両衆院議員らが集まり、安倍首相…
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男と女で異なる“効き目” 切り離せない覚醒剤と性の関係
女優・高島礼子の夫、高知東生(51=本名・大崎丈二)が6月24日、関東信越厚生局麻薬取締部の手で逮捕された。 高知は元レースクイーン五十川敦子(33)と横浜市南区のラブホテルに投宿し、覚醒剤…