NHKの看板報道番組「ニュースウオッチ9」もリオ五輪に浮かれていた
記憶の中にある一番古いオリンピックの映像は1964(昭和39)年、小学4年生の時に見た東京大会だ。三波春夫の「東京五輪音頭」は、今でも歌詞を見ないで歌える。次のメキシコ大会以降のオリンピックも、毎回テレビの前にいた。
今からちょうど10年前、2016年の8月に行われたのが「リオデジャネイロ五輪」だった。5日に始まったこの大会で、日本は史上最多(当時)の41個のメダルを獲得。テレビは競技中継に多くの時間を費やし、ニュース・報道番組も五輪一色になった。
NHKの「ニュースウオッチ9」(NW9)も例外ではない。8月18日の放送では、1時間番組の中で、何と五輪に45分も割いていた。番組の前後で中継しているにもかかわらずだ。もちろん、レスリング女子3人が金メダルに輝いたことも、卓球男子団体が銀メダルを取ったことも結構だが、はしゃぎ過ぎだった。
驚いたのは、男子卓球のエース・水谷隼がお笑いタレントの波田陽区に似ているからと、福岡でユニホーム姿の波田に水谷選手の真似まで披露させたシーンだ。さらに、リオのスタジオにやってきた水谷に、東京の鈴木奈穂子アナが「似ていること」について感想まで求めていた。こんな愚かしい海外中継インタビューなど前代未聞だ。


















