巻頭特集
-
見透かされている「円安に打つ手なし」 もう化けの皮が剥がれてきた新NISAの熱狂
「ランダムウオーク理論」。株価の動きは予測不可能で、千鳥足のように動く──との意味で、米ウォール街などで長い間、支持されてきた相場の格言だが、最近の日本株の動きが当てはまる。 3月4日に日経平…
-
政府の戯言に騙されるな いつまで待っても実質賃金は上がらない
あろうことか、国会審議の場で公然と「巨額詐欺」が進行中だ。被害者は広く国民、騙し取られる額は毎年1兆円に上る。ドジャース・大谷翔平の通訳だった水原一平容疑者が騙し取った額とは比べ物にならない。 …
-
よくも意気揚々と帰国できたものだ 岸田国賓待遇訪米とてつもない代償
世界はいま、第5次中東戦争危機にさらされている。シリアの首都、ダマスカスにあるイラン大使館周辺がミサイル攻撃され、7人が死亡した一件は、イスラエルの仕業とみたイランが報復を宣言。イランの革命防衛隊は…
-
小池“女帝”も絶体絶命だろう この際、政界から悪人の一掃が必要
これは衝撃的だ。小池都知事の「学歴詐称疑惑」が再燃している。 震源地は「文芸春秋」(10日発売)に掲載された手記「小池百合子都知事 元側近の爆弾告発『私は学歴詐称工作に加担してしまった』」だ…
-
米国に差し出す自衛隊 国民には詐欺のような負担増と地獄の円安
裏金首相がいい気なものだ。訪米中の岸田首相は浮かれっぱなし。現地時間10日夜にはホワイトハウスで公式晩餐会が開かれ、岸田のウキウキ気分も最高潮に。やれ、英語でジョーク連発とか、バイデン大統領夫妻に何…
-
台湾と能登の差は歴然 岸田首相よ、武器よりも命を守る防災だろう
米国にすり寄るだけの「朝貢外交」に、随分とご満悦のようだ。 岸田首相は米国時間の9日(日本時間10日)に、バイデン大統領との非公式夕食会に臨み、シーフードレストランで食事を共にした。 …
-
自分は処分もせずにいい気なものだ 嵐のごとく吹き荒れる岸田訪米花道論
2015年の安倍元首相以来、9年ぶりに米国を国賓待遇で公式訪問した岸田首相が8日午後(日本時間9日午前)、政府専用機で米首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に到着。10日、バイデン米大統領との日…
-
「岸田降ろし?」「党内分裂?」 泥船が沈むのをただ待っている自民党
自民党の裏金事件をめぐる党内処分で、岸田首相はますます男を下げた。全方位に禍根を残している。岸田派の元会計責任者も政治資金規正法違反の虚偽記載で有罪が確定したのに、会長の自分はおとがめナシ。立件を免…
-
日米首脳会談で「死のビジネス」 こんな首相を訪米させていいのか
支持率1割台のレームダック首相──多くの国民が岸田首相のことをそう見ている。裏金問題を巡る党内処分でも、いい加減さを露呈。党内外からボロクソに叩かれている。 で、退陣論が急速に広まりつつある…
-
自民党はシッチャカメッチャカ 強まる岸田首相退陣論
さすがに、いつもは忖度ばかりの大手メディアもケチョンケチョンだ。 案の定、自民党が裏金議員に行った党内処分の評判はボロクソである。政権寄りとみられている読売新聞や産経新聞までが「これで党の再…
-
国民愚弄の裏金議員党内処分 ふざけた内幕と今後の内ゲバ(下)
好対照の態度だった。裏金処分で「離党勧告」を受けた塩谷と世耕。塩谷は党紀委員会への弁明書に「スケープゴートのよう」「独裁的、専制的な党運営に断固抗議する」と記し、岸田が処分対象外となったことに「同じ…
-
500万円は無罪放免の自民党 納税者の倒閣一揆がはじまるだろう(中)
二階元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明したのは先月25日のこと。岸田が裏金議員への聞き取り調査を行い、処分を下しあぐねているさなかだった。 裏金事件をキッカケに二階の秘書は政治資金規正法違…
-
国民愚弄の裏金議員党内処分 ふざけた内幕と今後の内ゲバ(上)
いったい自民党というハレンチ集団は、どこまで国民を愚弄すれば気が済むのか。派閥パーティー裏金事件が火を噴いて5カ月。実態解明が一切進まないまま、“やってる感”の末の「処分」パフォーマンスで幕引きとは…
-
自民党は「もうオシマイ」と国民 裏金集団が党内処分めぐり大混乱の醜悪
自民党の薄汚い金権体質をあらわにした裏金事件が火を噴いてから5カ月。内閣支持率も政党支持率も見事にダダ下がり、自民党は政権復帰以降、最大のピンチに立たされている。遠心力に歯止めをかける根治療法は裏金…
-
幕引き急ぐ自民は墓穴 「かくなるうえは」と腕ぶす国民の落選運動
これまで国会質疑やテレビ番組などで声高に繰り返してきた「愛国心」や「道徳教育の重要性」とやらは一体何だったのか。みっともないとしか言いようがない今の姿が、自分たちがエラソーに唱えてきた保守のあり方な…
-
世論調査も政権交代へ 形式的な大甘処分に国民の驚愕
「永田町の常識は世間の非常識」という使い古された表現を改めて実感する。いつ、誰が始め、何に使ってきたのか──。自民党派閥の裏金事件は、真相解明がちっとも進展しないのに、幕引きに向けたセレモニーだけは急…
-
国民に2つの約束の欺瞞 賃上げの空手形より物価高を止めることが先だろう
裏金問題で迷走を続ける岸田政権だが、この内閣には他にも見過ごせないことが山のようにある。 殺傷兵器の第三国への輸出を可能にし、武器購入ローンも恒久化。あり得ないスピードで「戦争準備」に着々な…
-
黒幕は森元首相なのだろうが、醜悪な責任のなすり合い 裏金議員は全員辞職が当たり前
どうやら岸田自民党は、裏金事件の処分を来週4月4日に行うようだ。29日、岸田総裁、麻生副総裁、茂木幹事長の3人が首相官邸に集まり決定したという。裏金議員に処分を下すことで、事件の幕引きをはかるつもり…
-
世紀の倒錯が進行中 丸ごと腐敗政党が党内処分で幕引きを狙う茶番劇
野党が怒るのも無理はない。 国会では28日午後7時前に、新年度予算が参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立。一般会計総額112兆5717億円という過去2番目の規模の巨額予算で…
-
緩和終焉なのに円安のカラクリ 騙されていたのは日本のメディアと日本人だけ
日銀のマイナス金利解除から1週間余り。政策金利を17年ぶりに引き上げても、円安が止まらない。27日は一時1ドル=151円97銭近辺と1990年7月以来、約34年ぶりの円安水準となった。 植田…