巻頭特集
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新NISAバブルか 連騰株価の今後とプロが考えている逃げ時
2024年の干支に由来する相場格言は「辰巳天井」。竜が天に昇るように株価の上昇相場が続き、天井をつける縁起のよい年とされる。 その格言に当てはまるかのごとく、今年に入り、東京株式市場の日経平…
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今なお避難者1.6万人の異常事態 明らかな岸田人災、初動の遅れが決定的
〈自戒の念もこめて、今誰かが声をあげなければと考えた〉 15日の朝日新聞に掲載された勇気ある学者の“告発”には、深く考えさせられた。防災研究の第一人者で、石川県の災害危機管理アドバイザーを務め…
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国民は鉄槌を下そうと手ぐすね 「トカゲの尻尾切り」で「政治刷新」の大茶番
さすがに、心ある国民は納得いかないのではないか。まさに大山鳴動してネズミ一匹。最悪の結末である──。約6億円にのぼる安倍派の裏ガネ事件の捜査は、大物幹部は誰一人立件されず、とがめナシで決着することに…
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冷静な総統選挙の分析が必要 台湾有事なんて武器爆買いのための口実だ
今年は世界各地でリーダーや議会構成がガラリと変わる一年になるかもしれない。3月はロシア、11月には米国と世界情勢に影響を与える両国の大統領選に加え、EU議会、インド、韓国などでも選挙が相次ぐ。対象と…
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繰り返される悲劇と不安 この地震大国で自民党政権では命がいくつあっても足りゃしない
能登半島地震は12日で発生から12日目。政府は11日ようやく「激甚災害」に指定したが、半島という地形や道路が隆起や陥没で機能不全に陥っていることを差し引いても、政府の対応は遅いと誰もが感じているので…
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後手後手対応に言い訳ばかり 岸田・馳人災が広がる懸念
違法な裏金づくりのためなら、あの手この手の悪知恵を働かせるクセに、大災害に直面した国民にはまるで関心がないとしか思えない。 その恐るべき政治的な鈍感力をまざまざと見せつけられている国民は怒り…
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何から何まで遅すぎる能登対応 寒さと飢え、災害関連死は岸田人災
能登半島地震は元日の発生から1週間以上が経ち、安否不明者の捜索が続いている。 石川県内の死亡者はさらに増え、200人を超えた。9日午後3時の発表によると、地震による死者は202人。新たに珠洲…
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まさか小者で終わりではないだろうな【裏金議員逮捕】検察捜査の行方と今後の政局(下)
派閥パーティーの収入を裏金化するスキームは、安倍派で少なくとも20年前から続けられ、慣例になっていた。派閥側で立件されるのが事務方の会計責任者だけでは、どう考えてもおかしい。派閥の指揮命令系統の解明…
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まさか小者で終わりではないだろうな【裏金議員逮捕】検察捜査の行方と今後の政局(中)
裏金問題に関して、岸田首相は他人事のような態度を取り続けている。 池田が逮捕された7日に官邸でぶら下がり取材に応じた岸田は、「大変遺憾なことであり重く受け止めております。池田議員については除…
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まさか小者で終わりではないだろうな【裏金議員逮捕】検察捜査の行方と今後の政局(上)
自民党派閥の政治資金パーティー収入裏金化事件は、ついにヤマ場に向けて動き出した。 東京地検特捜部は最大派閥・安倍派(清和政策研究会)に所属する衆院議員の池田佳隆容疑者(比例東海)と、政策秘書…
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国民をバカにしているのか “党刷新”を麻生、菅に頼る岸田首相の茶番劇
「ダメだ、こりゃ」 ドリフのコントを思い出してしまう。それほどアングリなのが、岸田首相自らが本部長になって来週発足させるという自民党の「政治刷新本部」とやらの顔ぶれである。 「刷新本部っ…
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事故原因と対応を総括 本紙カメラマン「奇跡の脱出」一部始終とその教訓
元日に能登半島でマグニチュード7.6の大地震が起こり、2日には羽田空港の滑走路で日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機が衝突して炎上。2024年は波乱の幕開けになってしまった。 【写真】この記…
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改めて国民は戦慄 活断層ばかりの国でまだ原発を動かしている狂気
2024年の元日早々、石川県能登地方を中心に最大震度7の巨大地震が襲った。地震のエネルギーを示すマグニチュードは7.6。いずれもM7.3だった1995年の阪神・淡路大震災と2016年の熊本地震の本震…
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「秘書が」「会計が」は通じない 年の瀬の強制捜査で大疑獄の幕開けか
政治資金パーティーを利用した安倍派の「裏金づくり」──。最初に立件されるのは、この男なのか。ついに東京地検特捜部が安倍派議員の事務所に踏み込んだ。 地検特捜部は27日、自民党の池田佳隆衆院議…
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政権交代以外なし 裏金政治家集団が「新ルールつくり」などという笑止千万
政治資金パーティーというのは、ホントおいしい催しだ。総務省が発表した2022年分の政治資金収支報告書の中央分(総務相所管)と地方分(都道府県選挙管理委員会所管)の集計結果によると、政治資金パーティー…
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年の瀬に空前の混乱 「政治に遅滞が許されない」ならすぐ辞めるべきだ
自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる事件で、東京地検特捜部が安倍派幹部の松野前官房長官、高木前党国対委員長、世耕前党参院幹事長、塩谷元文…
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露呈された派閥の裏側 笑うに笑えない自民万博相とドン二階の内ゲバ
自民党の最大派閥・安倍派などが政治資金パーティー収入を裏金化していた事件は悪質性はもとより、醜悪さも際立ってきた。 東京地検特捜部が政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の疑いで安倍派と二階…
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政権幹部が次々聴取 この異常事態に会食三昧で居座りの岸田首相
「火の玉となって自民党の先頭に立ち取り組む」 自民党派閥の裏金疑惑を受け、岸田首相がチンケな言葉で信頼回復の決意を語ってから1週間。案の定、党内は東京地検特捜部の本格捜査に「火だるま」だ。 …
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やはり自民党は解党しかない 「政治にはカネがかかる」と辟易するような言い訳ばかり
ついに東京地検特捜部の本格捜査がはじまった。自民党安倍派「5人衆」のうち、松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、萩生田光一前政調会長の3人に対して、聴取に応じるよう要請したという。 松野と…
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若手の決起もなし 派閥がなければ立ち行かない自民党はもうオシマイ
毎年の師走の光景ではある。 岸田首相は20日、東京都内の百貨店で開催中の「2023年報道写真展」を観賞。自身の晴れ舞台だった5月の「G7広島サミット」と8月に米ワシントン近郊で開かれた「日米…