巻頭特集
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強行突破でいいのか 国民が怯える「呪われた五輪」の不安
新型コロナに関する政府説明の信憑性が、また崩れた。大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した栃木県在住の60代女性の感染が確認された。 女性は船内検査で「陰性」となり、政府は「新…
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権力と一体化してきた司法 今さら黒川人事批判に違和感
また、安倍首相の答弁のつじつま合わせで、現実が歪んできた。今度の火種は東京高検検事長の定年延長問題。追い込まれた末の安倍答弁で、官僚たちが「無理筋のストーリー」に付き合わされるハメに陥っている。 …
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クルーズ船からついに犠牲者 失政続く安倍政権には致命傷
失政の犠牲者だ。ついにクルーズ船で死者が出てしまった。 厚労省は20日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していた80代の男性と女性が死亡したと発表。いずれも日本国籍で、客室待機中…
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コロナ蔓延も消費冷え込みも人災だ 失政が招く安倍恐慌
自分がウソをついても、周囲が忖度して口裏を合わせてくれる。それが当然という異常な状態にいかに慣れ切っていたのか。そんな姿が、あらためて浮き彫りになった。 総理主催の「桜を見る会」の前夜祭を巡…
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囁かれる二度目のブン投げ説 安倍政権は五輪まで持つのか
息を吐くようにウソをつく安倍首相に特大のブーメランが直撃している。桜疑惑をめぐり、鉄壁だったウソが崩壊。危機管理のアベを売りにしていたのに、新型コロナウイルス対応はメチャクチャ。自信満々だった水際対…
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無策の上に疑惑まみれ 「肺炎対応」安倍政権は神頼み<下>
新型コロナについて受診の目安を公表した厚労省。不安を感じた場合、保健所などの窓口への相談を積極的に呼び掛けているが、すでに新型肺炎についてのフリーダイヤルの電話相談窓口を開設している。NHKの報道だ…
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無策の上に疑惑まみれ 「肺炎対応」安倍政権は神頼み<中>
消費税増税のダメージは、予想された通りだった。17日公表された昨年10~12月期のGDPは、年率換算6・3%のマイナスだった。東日本大震災の時(年率5・5%減)を超える規模だから深刻である。 …
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無策の上に疑惑まみれ 「肺炎対応」安倍政権は神頼み<上>
毎日、新型コロナウイルス感染が数十人規模で発覚するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。17日は新たに検査で99人の陽性が確認された。これで船内の感染者数は454人。凄まじい感染力だ。 し…
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新局面ではなく大失態 米チャーター機派遣“本当の意味”
後手後手の日本政府には、もう任せておけないということだろう。 新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員について、米政府がついに自国民の救出に乗…
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新型肺炎 抜き差しならなくなってきた五輪と景気の行方
これは国内「パンデミック(感染爆発)」の始まりなのか。厚労省は13日、新型コロナウイルスに感染した神奈川県に住む80代の日本人女性が死亡したと発表。感染者の死亡が確認されたのは国内では初めてで、東京…
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最大の国難は首相の幼児性 批判を「罵詈雑言」とは驚いた
拡大の一途の新型コロナウイルス禍で、中国への渡航がなく、感染経路が判然としない感染者が見つかった。新型肺炎による国内初の死者も出て、日本中が大騒ぎだ。安倍政権は13日、水際対策と感染拡大防止の緊急対…
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改憲から桜潰しまで 新型肺炎“火事場ドロボー”の有象無象
「日本の対応は混沌として場当たり的だ」 「ロシアの専門家とも協議したが、日本の対応には大きな疑問がある」 横浜港に停泊している大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型肺炎の感染…
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船内はミニ武漢のような地獄 “超法規的隔離”に疑問噴出
横浜港に停泊中の大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(乗員乗客3711人)で発生している新型コロナウイルスの集団感染が拡大している。乗員乗客を船内に留め置き、大規模な検疫が始まって1週間。検査…
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もはや国民の信なし 肺炎対策よりも首相退陣が先だろう
つくづく新型肺炎の感染拡大という最悪の事態に最悪の政権を持ったものだ。「正確な最新情報の提供」「的確で丁寧な情報発信」を政府に求めるメディアは、ちゃんちゃらおかしい。安倍政権は情報の隠蔽や廃棄、改ざ…
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習近平打つ手なし 中国初コロナ恐慌、五輪中止の現実味
新型肺炎が日本経済をむしばんできた。影響が顕在化したのは、牽引役の自動車産業だ。 ホンダは14日にも計画していた中国・武漢工場の稼働再開を再び延期する方針だ。最短で今月下旬までずれ込む見通し…
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虚飾と矛盾、居直り、ブチ切れ 安倍首相の桜答弁総ざらい
これまで散々、見せつけられてきたいつものパターンとはいえ、良識ある国民にとってはもはや我慢の限界だろう。 5日の衆院予算委で、先月下旬に始まった今国会序盤の論戦が一段落した。安倍首相が出席し…
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“やりすぎ”対応は逆効果 新型肺炎「防護服は不要」を検証
このところ、マスクなしで出歩いている人はごくごく少数派だ。東京・渋谷のドラッグストアでは40枚入りマスク50箱を店頭に出したところ、わずか5分で完売したという。アマゾンでは何てことないマスク40枚が…
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癒着か忖度か “指揮権発動”検察人事に沈黙の大マスコミ
そこまでやるか。これは、安倍政権による事実上の「指揮権発動」だ。 1月31日の閣議で、黒川弘務・東京高検検事長の定年延長が決定された件が問題視され、国会でも連日、取り上げられている。 …
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便乗改憲論や差別助長 新型肺炎で見えた政治家の卑しさ
終息する兆しは全く見えない。中国湖北省武漢市が発生源とされる新型コロナウイルスによる肺炎の死者が3日、2003年に大流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)による死者(349人)の数を上回った。新た…
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官邸の毒が回った検察 肺炎騒動の間に無法国家がもう完成
新型コロナウイルスの猛威は拡大の一途だ。全世界の感染者は2003年に流行したSARSを超え、1万人を突破しても毎日1000人単位で患者が増えていく。ついに中国国外では初めて、フィリピンで新型肺炎によ…