巻頭特集
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コロナ禍に世紀の暴挙 ドサクサで”検察人事”法強行へ
「自民から共産まで賛同しているのになぜ、実現しないのか」――。共産党の小池晃書記局長はいら立ちを隠さなかった。7日、自粛要請に伴う補償を求める「#SaveOurLife」が都内で開いた会見のひとコマだ…
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この政権では地獄絵 失業率8%、自殺者27万人、GDP14%減
東京・練馬区の老舗とんかつ店の男性店主(54)が先月30日、全身やけどで死亡した一件はショッキングだった。 警察によれば、遺体には油を浴びた形跡があり、焼身自殺の可能性が高い。とんかつ店は緊…
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何が「収束への1カ月」だ 新生活様式では廃業地獄<下>
グズグズ政権のおかげで妙に株を上げているのが、小池都知事だ。本人もまんざらでもない様子だが、五輪延期決定まで感染拡大を放置していた罪は、安倍政権と変わらない。 3月の3連休前に厚労省クラスタ…
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何が「収束への1カ月」だ 新生活様式では廃業地獄<中>
安倍は6日夜、ネット動画の生配信で京大iPS細胞研究所の山中伸弥所長とリモート対談。事前に国民から質問を募集して「疑問に答える」と大見えを切ったのに、話す内容は4日の会見で朗読した官僚原稿の繰り返し…
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何が「収束への1カ月」だ 新生活様式では廃業地獄<上>
トップが無能で割を食うのは、いつだって一般庶民だ。4月7日に発出された緊急事態宣言の期限は6日だったが、5月末までの延長が決まり、連休が明けても出口の見えない不安な日々は続く。 安倍首相は4…
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緊急事態は半永久的? なぜ韓国、台湾に学ばないのか
感染状況も知らないコロナ本部長、責任を押し付け合う政治家と専門家、司令塔不在の場当たり、出口戦略なき自粛の長期化。“巣ごもり”で感染者が減っても一時しのぎにしかなりゃしない。 ◇ ◇ ◇…
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他国だったら暴動「10万円で我慢しろ」という理不尽
新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めるための緊急事態宣言について、政府は30日、当初の期限としていた5月6日から1カ月程度延長する方向で調整に入った。 対象地域は現在の全都道府県を維持する…
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相互監視、言論私刑 社会全体が「隣組化」の恐ろしさ
緊急事態宣言の期限である5月6日まで1週間だが、連休明けに解除できるとは、もはや誰も思っていない。新型コロナ感染拡大の抑え込みは、まったく先の展望が見えないからだ。安倍首相肝いりの「アベノマスク2枚…
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自粛と検査が同時に必要 列島を覆う「8割、8割」の空念仏
予定通りに解除するのか、それともさらなる延期となるのか――。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全都道府県に発令された緊急事態宣言が期限を迎える5月6日が迫ってきた。この間、テレビは連日、8割自…
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さながら戦争末期 政治家も専門家も「自分たちは悪くない」
新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった女優の岡江久美子さんは、発熱後、医師から「4、5日様子を見るように」と言われ、3日後に容体が急変。「PCR検査待ち」のリスクに国民の不安が広がった。「やっぱり…
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在野の専門家の方が正しい 原発事故と同じ展開
女優の岡江久美子さん(享年63)が新型コロナウイルス肺炎で急逝したニュースは衝撃だった。 NHKの人気クイズ番組だった「連想ゲーム」の紅組レギュラーを務め、民放テレビのドラマや情報番組に出演…
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緊急事態延長ならば迷走政権と専門家の検証が必要
「接触機会の8割削減を目指し、より一層の国民の努力が必要だ」――。何だか嫌な教授に落第を言い渡されたような気分だ。緊急事態宣言から2週間が経った22日の政府対策本部。安倍首相は冒頭のように国民をいさめ…
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安倍首相では歯が立たない ボッタクリIOCとは縁切りを
ゆすり、たかりのヤクザ、興行師の手口とまるで同じではないのか。 新型コロナウイルスの感染拡大で2021年7月に1年延期された東京五輪・パラリンピックの追加経費について、<安倍首相が20年まで…
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精神論と戦力の逐次投入ばかり コロナ司令塔は誰なのか
またもやドタバタ騒ぎである。新型コロナウイルス対策で厚労省が妊婦向けに配布した布マスクに汚れが付着するなどの不良品が混在していた問題で、加藤厚労相は21日、配布のいったん停止を表明したのだ。不良品は…
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「日本人はやれる」コロナ相手に精神論で勝てるのか
「いま、いちばん必要なのは政治的なものを乗り越えて、団結ではないかと思います」「なんでも反対、プロパガンダはお休みになりませんか」 自身がパーソナリティーを務めるラジオでこう呼びかけたのは、ミ…
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さながらバンザイ突撃 この政治家と専門家では収束不可能
新型コロナウイルスの国内感染者が1万人を突破した。緊急事態宣言の発令から間もなく2週間だが、感染は拡大の一途だ。感染1例目が確認されたのは1月中旬。1000人超えまで2カ月かかったが、1万人超えまで…
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場当たりで邪な「緊急宣言」拡大 国民に広がる怒りと絶望
ドタバタと決まった国民1人当たり10万円の現金給付や、緊急事態宣言の対象を全都道府県に拡大したことを説明するとして、安倍首相が17日、記者会見した。心がこもらない官僚原稿の朗読でテレビジャックする光…
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何から何まで絶望のドタバタ 政治家に殺される国民の悲鳴
何から何までドタバタの連続だ。 新型コロナウイルスの感染爆発を食い止めるため、政府は16日、新型コロナウイルスに関する「緊急事態宣言」について、対象地域を全国に拡大した。宣言は改正新型インフ…
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格差を放置し「休め」の理不尽 見殺しにすればクーデター
「対策を何も行わなければ、国内での重篤患者数が約85万人に上り、半数の約42万人が死亡する」――。15日、厚労省クラスター対策班の西浦博・北海道大教授が公表した推計は衝撃的だ。 緊急事態宣言か…
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数字が独り歩き 闇雲に危機煽る“コロナ特需”テレビの大罪
コロナ禍でよく聞くようになったフレーズがある。新型コロナウイルスとの「戦い方」だ。「中国の戦い方」「韓国の戦い方」、はたまた「東京の戦い方」「大阪の戦い方」といった具合にテレビで多用されている。安倍…