経済ニュースの核心
-
携帯電話料金値下げ 「日経平均株価」にはマイナス材料か
以前に、このコラムで「携帯電話が普及すると個人消費は落ち込む」と指摘した。女性に例えれば、百貨店、専門店で高価な洋服を買う人が減り、メード・イン・チャイナの安価な洋服がはやる。これがデフレの一因にな…
-
9月も猛暑予想 エアコンメーカー各社“フル操業”で絶好調
最高気温が連日35度を上回るなど記録的な猛暑となった今夏。気象庁による9~11月の3カ月予報では、上空を流れる偏西風が日本の東で北に蛇行、太平洋高気圧が張り出して気温が高くなりやすく、「9月上旬まで…
-
リーマン再来か 日米でたまる「サブプライム」のマグマ
2008年に米国で発生したサブプライム・ショックがまた起こりかねないと金融界で囁かれている。しかも「今度は、日本でも同時に起こりかねない」(メガバンク幹部)というから穏やかではいられない。どういうこ…
-
イタリアで橋崩落 橋梁補修「タダノ」「アイチ」に恩恵大
最近、利根川沿いを散策していると超高圧送電鉄塔の工事に出くわす。田んぼに林立する高さ70メートルの超高圧送電鉄塔の基礎部分を掘り下げ、正方形の土台を広げて巨大な支柱を新設し、コンクリートを流し込み、…
-
不祥事続く「スルガ銀行」 注目される第三者委員会報告書
「一つの不祥事が表沙汰になったことをきっかけに、ついに『パンドラの箱』が開いてしまったのでは」 静岡銀行関係者はこう指摘する。 シェアハウス「かぼちゃの馬車」を巡る不正融資問題に揺れる…
-
“超巨大官庁”厚労省の分割議論で再浮上する「こども省」
「またか、という感じだ」――。厚生労働省の中堅職員は、自民党内で検討が進む省庁再々編構想に半ば呆れ顔でこう嘆く。省庁再々編は9月の自民党総裁選を見据えた安倍首相の人気取り政策で、官僚がまた泣かされかね…
-
地球温室効果ガス排出しない トランプ推進のLNG関連に照準
気象庁の1カ月予報(9日公表)、3カ月天気予報(7月25日公表)によれば、関東甲信地方の8月の気温が平年より高い確率は70%、9月、10月は40%。逆に低い確率は10%、20%、30%と熱帯夜が続く…
-
主力のカーナビがスマホに食われ…「パイオニア」は黄信号
カーナビ大手でオーディオの老舗として知られた名門・パイオニアの行く手に黄信号がともった。業績悪化に歯止めがかからず、2018年度中に返済期限が到来する借入金353億円(リース債務を含む)の借り換えに…
-
元日銀理事・安斎隆氏 同期の自殺「今でも信じられない」
日経新聞の「私の履歴書」に8月1日から、セブン銀行特別顧問の安斎隆氏が登場し、金融界の話題を集めている。元日銀理事ながら、イトーヨーカ堂(現セブン&アイ・ホールディングス)の鈴木敏文氏に請われて、ア…
-
ソフトバンクグループが仕掛けた携帯会社の“グルメ戦争”
「食欲の秋」を控えてグルメが花盛りだ。飲食店オンライン予約の市場規模は、2017年推定で4502億円、前年比37%増というから驚愕する。 ソフトバンクグループのヤフーは、18年5月に実名グルメ…
-
「大塚家具」は営業赤字で転落 身売り先はTKPかヨドバシか
「家具や姫」も年貢の納め時か。総合家具小売大手、大塚家具の身売り観測が急浮上している。骨肉相食む壮絶な親子げんかに勝利して大塚久美子社長が経営権を握ってからわずか3年余。業績悪化と資金流出に歯止めがか…
-
現実味おびる農商務省の誕生 人事異動で経産省色が濃厚に
農水行政の破壊的改革者と呼ばれた奥原正明農水事務次官が退任した。後任には交流人事で経産省に出向していた末松広行産業技術環境局長が就いた。 「農水省次官は水産庁や林野庁の長官など省内幹部から昇格…
-
「アマゾン」 日本で対抗できるのは急成長するコンビニ3社
1994年7月に創業した世界最大のオンライン小売業、米アマゾン・ドット・コム(以下アマゾン)が先週発表した2018年第2四半期(4~6月期)決算は驚異的だった。 売上高は約529億ドル(前年…
-
「ファナック」も受注減…産業用ロボットに漂い始めた不安
果たして景気変調の兆しなのか、それとも一時的な踊り場なのか。2ケタを大きく上回る成長を続けてきた産業用ロボットの受注額が6月、前年同月比0.6%減と2年ぶりのマイナスに転じた。 一般社団法人…
-
北制裁で金融庁が調査 日朝合弁10社はどんな会社なのか
金融庁が全国の金融機関に報告命令を出した「日本と北朝鮮の合弁会社10社」が注目を集めている。 「歴史的な米朝首脳会談は実現したものの、依然、北朝鮮の核開発を巡る疑惑は解けていない。核開発のため…
-
使用年数は10年サイクル エアコンの買い替え需要に期待
夕方に30分程度、庭の水まきをしていたら、熱中症の手前なのか気分が悪くなった。夕方でも気温は30度以上あり、緑の多い郊外でこの暑さなら、再開発、人口流入などでヒートアイランド現象が強まる都心はさらに…
-
物言う株主が登場 「アルプス電気」アルパイン統合に暗雲
電子部品大手のアルプス電気と、上場子会社で車載機器のアルパインが19年1月実現を目指す経営統合計画の雲行きが一段と怪しくなってきた。物言う株主として知られる米投資会社、エリオット・マネジメントが共同…
-
ペット購入で1000万円融資? スルガ銀行フリーローンの怪
首都圏を中心に女性専用のシェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズ(東京都中央区)の経営破綻を契機に浮上したスルガ銀行の暗部は、底なしの様相を呈している。その一端がまた、明らかになった。…
-
百貨店に恩恵 米中貿易摩擦で中国人は米国避け日本に殺到
日本政府観光局(JNTO)によると、5月の訪日外国人旅行者数(推計)は前年同月比17%増の267万人で5月として過去最高を記録した。1月からの累計では1319万人、前年同期比16%増だった。 …
-
不正融資で業務改善命令 「東日本銀行」は氷山の一角か
まさに「悪行三昧」(金融関係者)とでもいったところか。 融資に際して金利とは別に根拠不明な手数料を徴収したり、取引先に必要以上の資金を融資して一部を定期預金に回させる。 なかには取引…