脚本家・遊川和彦の現在地
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<第5回>「20歳下妻のアルマゲドンには手を焼いています」
「○○妻」(15年)、「偽装の夫婦」(同年)、「はじめまして、愛しています。」(16年)に続いて、映画「恋妻家宮本」でも新たな夫婦像や夫婦のあり方を問う作品を手がけた。遊川氏が理想とする夫婦像とは。 …
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<第4回>予定調和で終わるような人間ドラマは作りたくない
遊川ドラマにはいつも強烈なフックがある。雇用主に言われたら殺人だってやりかねない「家政婦のミタ」(11年)にしろ、朝ドラらしからぬ不幸のオンパレードで物議を醸した「純と愛」(12年)にしろ、過激な描…
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<第3回>果たして脚本家はどこまで口出しできるんだ?
直木賞作家・重松清の小説「ファミレス」(角川文庫)をもとに脚本を手がけるだけのはずが、なぜメガホンを取ることになったのか。 ◇ ◇ ◇ 原作のある作品の脚本をやるときは、原作の…
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<第2回>製作の現場に悪しき風潮が広まっていると感じる
阿部寛(52)、天海祐希(49)のダブル主演作「恋妻家宮本」(28日公開、東宝系)で映画監督デビューを飾った脚本家の遊川和彦氏(61)。観客を楽しい思いにさせたい、というエンターテインメントの素晴ら…
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<第1回>煮詰まったときは「明日の自分を信じて」寝ます
視聴率40%を記録した「家政婦のミタ」やNHK朝ドラ「純と愛」などで知られる脚本家の遊川和彦氏(61)が、初めて映画のメガホンを取った。今週28日から公開となる「恋妻家宮本」(阿部寛・天海祐希主演、…