紅葉&ハイキングシーズンにクマと遭遇しない方法 “クマなし県”は全国に13
1人でいるときが限りなく危ない
もうひとつ人の存在を知らせる方法として〈複数人で会話をしながら歩くことも有効〉だとしている。というのも、クマが複数の人を同時に攻撃すること自体が統計上でレアと言っていいのだ。
先の「クマ類による人身被害について」をよく見ると、24年度は82件の人身被害に対し被害人数は85人。25年度も216件に対し238人、26年度(8月末現在)は58件に対し62人と、複数人が同時に襲われるケースは少ない。22年度からのトータルでも、被害件数625件に対し被害人数は679人で、1件当たり1.09人だった。
「今年、福島市の住宅街や工場敷地内で従業員や住民の男女4人が次々襲われたり、25年にクマに襲われた夫婦を助けようと男性2人が巻き添えになって計4人が死傷した例はあるが、クマが集団を襲うケースは少ない。突然人間と遭遇してパニックになったり、防衛本能の強い母グマによるものとされます」(ジャーナリスト・中森勇人氏)
近年は、クマ被害を心配する家族の要望もあって小中高校の全校登山や林間学校、芋煮会が中止になるケースが相次いでいるが、大勢で一緒に行動することが〈クマに出会わないための対策〉のひとつになる。


















