クマが人の生活圏に忍び寄る…東京・八王子で初の緊急銃猟、埼玉・秩父や飯能、京都でも出没情報

公開日: 更新日:

 徐々に人間の生活圏に近づいてきているのではないか。

 東京都八王子市小津町で28日、ツキノワグマ1頭が「くくりわな」にかかっているのが見つかり、市が自治体の判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」を実施した。都内で緊急銃猟が行われたのは初めてのこと。

「クマがわなにかかっている」

 28日午後3時過ぎ、110番があり、市が対応を協議。近隣住民への被害を防ぐため、独自のクマ対応マニュアル(危機レベル4段階)に沿って午後5時半ごろ、体長147センチ、体重65キロの雌のクマを駆除した。クマがかかったわなはシカやイノシシ用で、民間によって仕掛けられたものだった。現場付近には民家や農地がある。

「現場から100メートルほどのところに民家があり、日常生活圏にクマがとどまっている『危機レベル3』にあたると判断しました。箱わなではないので、暴れて外れたり、わなを壊して逃げるケースもあります。住居集合地域のため、麻酔銃の規制などもあって捕獲手段が限られた。放獣するにしてもわなを外すだけでも危険がともないます。日没まで時間がなく、ギリギリの決断を迫られ、人身被害を未然に防止するために緊急銃猟を実施しました。クマはこの時季、ドングリなど秋の山の実を食べますが、痩せてはおらず、エサを求めてというよりは、たまたま人里に下りてきたのではないか」(八王子市獣害対策課担当者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    結核とは違う感染症「非結核性抗酸菌症」患者が増加…人からうつらないのに感染するのはなぜ?

  2. 2

    インナーパンツは「下着」ではない? その盗撮行為を裁判所はどう罰したか

  3. 3

    「カプセルランド湯島」湯島・上野エリアで3時間1000円の高コスパ

  4. 4

    相次ぐトクリュウ被害対策で絶対必要な「裕福な地方家庭を質素に見せる」工夫…佐賀・唐津の金持ちに聞いた車選びと金の使い方

  5. 5

    旧宮家の養子に新たな「儀式」検討…その裏に「予算獲得」の思惑?

  1. 6

    (1)東京・杉並区を流れる善福寺川周辺にも、「アサ」「ツル」「カマ」は湿地、「エコ」は川の入江を示す水害地名

  2. 7

    台風25号直撃の千葉・印旛沼は堤防決壊で浸水被害…10月も大雨襲来&首都圏直撃の懸念

  3. 8

    (4)大阪「梅田」は埋立地を示唆 東日本大震災で液状化した関東3エリアに共通する地名「日の出」が偶然でない理由

  4. 9

    「多死社会」に突入した「ゲット・ワイルド」な山谷は、超高齢化という「解けない愛のパズル」を抱いている

  5. 10

    (2)「丸子「野毛」「等々力」など東京と神奈川で同じ地名 多摩川の氾濫で分断された水害の痕跡

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    打線強化急務の巨人が今オフ、トレード獲得に舌なめずりする日本ハム2選手の名前

  2. 2

    日本ハム助っ人レイエスに「70万ドル請求訴訟」 タティスJr.も敗れた“収入10%契約”の落とし穴

  3. 3

    日テレが“打倒 VIVANT”へ総力をかけて挑むドラマ「俺たちの箱根駅伝」の勝算

  4. 4

    経済閣僚から相次ぐ「高市総理はリフレじゃない!」の無責任…にじむのは露骨な米国への配慮

  5. 5

    何ら新味なかった高市改造人事で期待できるとすれば、勢いづいた藤田維新の“大暴れ”くらいか?

  1. 6

    歌番組を見ながら紅白を考えた…来春メンバーが2人になる純烈が気になる

  2. 7

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  3. 8

    川島道行さんは闘病19年 脳腫瘍グレード2で5年生存率は7割

  4. 9

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 10

    WEST.“史上最悪の空中分解”で前途暗雲…10年前のSMAP解散時を超える衝撃