誠進堂 松村洋平社長(1)滋賀発リフォーム会社社長が“パチンコ依存”から人生を変えるまで
全国に3万社を超える総合リフォーム会社が競い合う住宅リフォーム業界。その中で、設立から8年でグループ売り上げ合算35億円以上へと成長を遂げたのが、滋賀県に本社を構える株式会社誠進堂だ。2015年の創業以来、外壁・屋根塗装を軸に事業を拡大してきた同社。その成長を牽引するのが松村洋平社長(41)である。
「『誠の道を進む』という意味が込められた屋号は、1960年に祖父母が創業した製本会社から受け継ぎました。とてもかわいがってもらっていて、祖母には小さい頃から『洋平ちゃん誠進堂のこと頼むで』とよく言われていたんです。社名を考えていた時、その言葉がふっと頭に浮かびました。十分な恩返しができないまま亡くなってしまったので、この社名を残していくことが、自分なりの祖父母孝行になるんじゃないかと思ったんです」
祖父母への思いを社名に込めた松村氏。しかしここにたどり着くまでの道のりは、決して平坦ではなかった。
「大学生の頃、通学中の電車で見かける大人たちは、みんな暗い表情で覇気がないように見えたんです。仕事の場ってそんなにつらい場所なのかと思うと同時に、社会に出て働くこと自体が怖くなりました。僕は真面目な性格なので、我慢しながら働き続けて、自分もああなってしまうだろうと思い、就職活動をやめてしまいました」


















