クールフライヤー創業者 山田光二氏(1)沼津東高から早稲田に進んだ麻雀好き青年の“揚げ物革命”
食用油が通常の倍以上長持ちし、油はねも少ない。そんな“揚げ物革命”ともいえる画期的な業務用フライヤーを開発したのが、横浜市のベンチャー、クールフライヤー社だ。油の劣化を遅らせるだけでなく、キッチンが汚れず、調理の危険も減るといった特長が評価され、大手外食チェーンなどで採用が始まっている。
コンビニでよく売られている鶏の唐揚げ。一般的な店で、10カ月間に約1.6トンが揚げられるという。同社は神奈川県の新規ビジネス支援事業に採択され、この量を短期間で調理する実証実験を実施した。通常、コンビニでは3、4日に一度油の交換が必要なのだが、「クールフライヤーは25日間、交換不要という結果でした」と、同社の代表取締役ファウンダー、山田光二氏(76)は胸を張る。
クールフライヤーはなぜ油の劣化を防げるのか。着目したのは「油の黒ずみの正体」だった。
「使い込んだ油は黒ずんできますが、油自体が変色しているのではありません」
黒ずみの正体は、油に浮遊する、炭化した微細な揚げかすだという。一般的なフライヤーでは、揚げかすが高温の油の中を浮遊しやすい。揚げかすをフライし続けるようなもので、炭化が進む。


















