著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

団員たちに泣いて謝罪したあと山中で自殺した特高課長

公開日: 更新日:
現在の神奈川県警(C)日刊ゲンダイ

 神奈川県警察部と死のう団の間では、7カ月近くにわたって示談交渉が続いた。警察部長の相川勝六ら幹部は「部下の失敗」と逃げたが、江川桜堂と死のう団は「いや、そうではない。幹部たちの責任を巧みに逃げている」と怒った。

 実際に拷問された団員たちは医者通いや長期休職、精神の異常と… 

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