著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

神奈川県警は「死のう団」に譲歩しつつ嫌がらせを続けた

公開日: 更新日:
相川勝六は昭和40(1965)年に「勲一等瑞宝章」を受勲した(最前列左から2番目)/(C)共同通信社

 昭和8年10月16日、死のう団の盟主である江川桜堂は団員の母親などと共に、横浜検事局に特高課長や特高課員など10余人を不法監禁、人権蹂躙、傷害で訴えた。この告発状は新聞にも詳しく報じられた。例えば当時の読売新聞神奈川版は、〈処女の白肌に「火刑」 残忍な拷問を糾弾 盟主桜堂が監禁… 

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