極貧球団レイズが強い「4つの理由」 年俸総額メジャー28位で地区V、同3位ヤンキースを3タテ
しかも、他球団が積極的に動かない選手を集め、時に指導し、時に経験を積ませることで活躍の場を与えて成長しても、資金力の限界からフリーエージェントとなった選手を引き留めることは難しい。
ここにレイズの強さの第2の特徴がある。高額な年俸契約を交わす前に実績のある選手を移籍させ、その代わりに将来を有望視される若手の選手や出場機会の少ない選手を安い年俸で入団させるのである。
タイラー・グラスノーをドジャースに放出した代わりに、ライアン・ペピオとジョニー・デルカを獲得し、2人が投打の中心となっていることは、レイズの現実的な球団運営を象徴している。
そして、第3の理由が監督のケビン・キャッシュである。20、21年と2年連続でアメリカン・リーグの最優秀監督賞を受賞したことが示すように、14年からレイズを率いるキャッシュの手腕は確かである。
しかも、18年5月にはオープナーを初めて行っている。現在では当然の戦術のひとつと見なされているオープナーも、当初はけが人が多く出たレイズという弱小球団の非常措置と思われたものだった。
第4の点は、レイズがこれらの取り組みを継続して行っていることである。勝利のために他球団が選ばない方法でも積極的に行い続けるというところにも、レイズの強みがあるのである。



















