過酷な自然環境と共存する大リーグ 酷暑42.7度、7時間23分の雨天中断、WSを襲った大地震
風の強さから「ウインディー・シティー」(風の街)と呼ばれるシカゴや、比較的温暖な気候ながら3月は最高気温が平均で12度と寒さが残るシアトルなどでは、4月初旬まで防寒具に身を包んだ観客が客席を占めることは珍しくない。自然環境の過酷さを示す身近な事例だ。
また、2024年10月にハリケーン「ミルトン」がフロリダ湾岸とタンパ湾一帯を直撃した際、レイズの本拠地であるトロピカーナフィールドの屋根が破壊されたのは、近年の大リーグにおける大きな被災事例となる。
この他にも、大リーグはさまざまな自然災害や天候の影響を受けてきた。
今も人々の記憶に残るのは1989年のロマ・プリータ地震である。
ジャイアンツとアスレチックスによるワールドシリーズ第3戦の試合開始直前に起きた地震のため、試合会場のキャンドルスティックパークは停電、試合は10日後に延期された。ワールドシリーズが地震の影響で試合の日程を変更したのは、この時が初めてだった。
あるいは、肌寒さの残る4月に大雪が降り、試合を延期したのは2007年4月6日のインディアンスだった。


















