日本ハム「織田翔希ドラ1強行指名」に現実味 メジャー挑戦を揺るがす制度変更が“付け入る隙”に
「一番いい選手を取る。方針に変更はない」
実際、花巻東高から米スタンフォード大に進んだ佐々木麟太郎は大学で2年間プレーし、21歳となった今年7月、マーリンズから8巡目指名を受けて入団したが、織田がいくらアメリカでプレーしたいと思っても、今回に限っては不透明な要素が多すぎるのだ。
こうした米国行きの不確実性を横目に、進路会見後も日本の複数球団が織田の「強行指名」を検討。実際にゴーサインを出しそうな球団が日本ハムだというわけだ。
そもそも日本ハムには「その年で最も評価の高い選手を指名する」という一貫したポリシーがある。13日のスカウト会議後も、木田優夫GM代行は「うちはずっと(その年で)一番いい選手を取る。その方針に変わりはありません」と話した。
高校生の織田は一定の育成期間が必要だが、ポテンシャルはアマ球界屈指。日本ハムの評価は非常に高く、織田との面談前には大渕隆スカウト部長が1位候補であることを明言。「担当スカウトも推していました」としたうえで、「将来メジャーに行くかもしれないけど、日本で頑張ってほしい」と言っていた。
「強行指名すれば交渉権を失う危険はある。しかし、日本ハムには大谷の二刀流育成をはじめ、若い才能を伸ばしてきた経験とノウハウへの自負がある。今季はパ・リーグ3位。優勝こそ逃したものの、3年連続Aクラスと戦力は豊富。即戦力補強に追われる下位球団と比べれば、1位指名で勝負に出る余地はあるでしょう」(パのスカウト)
織田が海を渡る決意を固めているのは確か。それでも米国の制度変更によって進路が揺らぐ可能性はある。日本ハムがその間隙を縫って、長野や菅野の時のように指名拒否覚悟で指名するのか、あるいは大谷を口説き落とした時と同じように勝負に出るのか。ドラフト当日、“北の仕掛け人”が再び球界を騒然とさせるかもしれない。


















