権藤博の「奔放主義」
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ドラフト指名選手に贈る言葉…同期の中で10年プロで飯を食えるのは一握りの厳しい現実
23日のドラフトで今年も116人のアマチュア選手が指名された。 私が直接、ドラフト会議に関わったのは、横浜(現DeNA)の監督を務めた1998年からの3年間。関わったといっても、球団とスカウ…
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ドジャース佐々木朗希の「抑え」起用はヒヤヒヤしながら見ている…PSを乗り切れるか一抹の不安
見違えた、と驚きの声が上がっている。 ポストシーズンからリリーフに転向したドジャースの佐々木朗希(23)が、登板3試合で無失点投球。開幕先発ローテに入りながら、故障で10試合(1勝1敗、防御…
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巨人・戸郷翔征を迷わせる変化球という“麻薬”…10年早い。開き直って、力勝負でいこうじゃないか
巨人の戸郷翔征(25)がまだ苦しんでいる。 チームが逆転2位でのCS進出を目指す中、23日の広島戦で4回4失点KO。自己ワーストとなる9敗目(7勝、防御率4.25)を喫した。 「どこか…
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史上最速での阪神優勝の勝因は? 投手力、打線、藤川監督はもちろんだが、一番はこれに尽きる
史上最速で優勝を決めた阪神の勝因はなにか。さまざまな解説がある。 12球団ナンバーワンのチーム防御率をマークする投手力? もちろん、それもそうだ。 強力なクリーンアップ? 4番の佐藤…
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パV争いはラストスパート間際 日本ハム「優勝の条件」を話そう
プロ野球のペナントレースは、残すところ30試合前後となった。 阪神の独走で優勝争いの灯が消えたセ・リーグとは対照的に、パ・リーグは首位のソフトバンクと2位の日本ハムが1ゲーム差で白熱の大接戦…
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DH制導入でセ・リーグの野球が変わる? 答えは「NO」、条件がある
セ・リーグが、2027年シーズンからのDH制導入を決めた。 世界的な潮流、投高打低の改善、打席に立つ投手の負担軽減……理由はさまざまあるのだろうが、広がるセ・パ格差も決め手のひとつだと見てい…
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打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか
「我慢して使えば、打者から見てあれほどイヤな投手はいないよ。ベンチがその我慢をできるかどうかだな」 先日、DeNAの三浦大輔監督と会って、そんな話をした。藤浪晋太郎(31)のことである。 …
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今季すでに7勝、オリオールズ菅野智之が「勝てるワケ」…現地で会うと充実感に満ち溢れていた
オリオールズで奮闘する菅野智之(35)を生観戦するため、米ボルティモアに行ってきた。滞在6日間、15日に帰国した。 ワシントンDCに降り立ち、レンタカーを走らせること約1時間。着いてまず、「…
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すべての投手コーチに“今すぐやめてほしい”振る舞い…みっともない、カッコ悪い、見ていられない
いや、暑い。私の住む名古屋も6月中旬から連日30度を大きく超えている。それでも毎日、両手にひとつ2キロのダンベルを持ってやる50分の散歩を続けているものの、水分補給とタオル代わりに使用する汗止めのヘ…
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巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由
巨人打線の低空飛行が続いている。 11位に低迷する交流戦はチーム打率(.214=10位タイ)、得点(31=12位)、本塁打(5=10位)とも軒並み苦しい数字が並ぶ。4番で主砲の岡本和真を故障…
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打者としての長嶋茂雄さんは理解不能 どう抑えるか考えるのもバカらしくなった
86歳になる私にも、いずれその時はくる。3学年上の長嶋茂雄さんだっていつかは……そう思ってはいたものの、いざ訃報に接すると寂しいなんてもんじゃない。 1961年に中日に入団した私は、1年目の…
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巨人・戸郷翔征に伝えたい「あなたの最大の武器はフォークではなく、インコースへの真っすぐだよ」と
いまだに日本では「直球のシュート回転は悪」だと言われる。 開幕から4連敗と苦しむ巨人の戸郷翔征(25)についても、同様の指摘が多くあるが、私はそうは思わない。むしろ、右打者の内角へ食い込むよ…
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巨人・田中将大よ、思い出せ。ストライクゾーンは上下に広く使うもの…オリオールズ菅野智之が好例だ
メジャー移籍1年目、オリオールズの菅野智之(35)が奮闘している。 開幕から先発ローテーションに入って、ここまで3勝2敗、防御率3.00。日本時間4日のロイヤルズ戦では、初回を三者凡退で片づ…
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阪神藤川監督の常識外れの一手に思わずニヤリ…不振の佐藤輝明を3番から4番にした途端、打棒爆発
希代のストッパーは、やはり腹が据わっている。 阪神の藤川球児新監督(44)に感心したのは、佐藤輝明(26)の使い方である。 今季は3番でスタート。開幕戦の第1打席で本塁打を放ったもの…
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阪神藤川監督がリリーフ投手を酷使?いや、このやり方は面白い!さらなる成長を促す方法論
タヌキだな……と思った。2月の阪神の沖縄キャンプ。藤川球児新監督(44)に「抑えはどうするの?」と聞いた。 「まだぜんぜん決めていないんですよ」 新監督はこう即答したが、私は信じなかっ…
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私のセの順位予想は…もしDeNAの監督ならバウアーの抑え起用を考える。大胆な用兵が必要だ。
恒例の日刊スポーツの順位予想、私はセ・リーグの今季を以下のような順番にした。 ①巨人 ②広島 ③阪神 ④DeNA ⑤中日 ⑥ヤクルト コーチ、監督として3…
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ドジャース佐々木朗希は7月まで先発ローテを守れれば万々歳だと思う理由
ドジャースの佐々木朗希(23)がメジャー昇格と日本で行われるカブスとの開幕第2戦の先発を勝ち取った。 来日前の最後の登板となった日本時間12日のガーディアンズ戦は4回を1安打無失点。オープン…
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ソフトB小久保監督が直面する問題…優勝候補筆頭でも、不安がないわけではない
昨季のソフトバンクは確かに強かった。 日本シリーズこそDeNAに敗れたとはいえ、レギュラーシーズンは2位の日本ハムに13.5ゲームもの大差をつけての独走V。先日、キャンプを見てきたが、レギュ…
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巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか
昨13日に宮崎での1次キャンプを打ち上げた巨人の話題は、「マー君」一色の様相だった。 なにしろ、日米通算197勝を挙げるあの田中将大(36)が、連日のように久保康生巡回投手コーチによる投球フ…
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三浦監督の手腕にかかるDeNA27年ぶりリーグVの絶対条件 先発投手はなんとでもなるが…
2020年のサイ・ヤング賞投手、トレバー・バウアー(34)のDeNA復帰が決まった。 23年3月に入団が決まった前回は、初登板が5月にずれ込みながら、19試合で10勝4敗、防御率2.76。自…
