語り部の経営者たち
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壽屋 清水一行社長(4)少量生産のガレージキットを模型店に売り込みに
海外にもその名を轟かすホビーメーカーの壽屋。同社がまだ模型専門店だった1984年、後に社長を継ぐ清水一行氏は、壽屋の仕事をする傍ら、「ホビーショップコトブキヤ」という屋号で個人事業を始めた。 …
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壽屋 清水一行社長(3)立地の悪さに苦戦もプラモデルに光明を見出す
鬼滅の刃やスター・ウォーズのキャラクターのフィギュアをはじめ、多彩なホビーグッズの企画・販売を展開する壽屋。大学に行かずアルバイト生活をしていた社長の清水一行氏は、25歳で結婚したことを機に、壽屋に…
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壽屋 清水一行社長(2)英語力を磨くために通った語学学校で妻と出会う
アニメや映画キャラクターの精緻なフィギュアやプラモデルで知られる壽屋。街場の玩具店を一大ホビー企業に成長させた社長の清水一行氏は、法政大学をわずか1日で辞めてアルバイト生活に入った。21歳の時にはア…
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壽屋 清水一行社長(1)鬼滅の刃、エヴァ…緻密な模型で海外に名を轟かす
鬼滅の刃、スター・ウォーズ、エヴァンゲリオンなどに登場するキャラクターの緻密なフィギュアやプラモデルで定評のある壽屋。その名は国内のみならず、海外のマニアにまで轟いている。東京都立川市の小さな玩具店…
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グローバルモビリティサービス 中島徳至社長(4)貧しくて車が買えない世界17億人のために
グローバルモビリティサービス(GMS)は、自動車に特殊なデバイスを搭載することで、自動車ローンに通らない人への与信補強を可能にするフィンテック事業を運営している会社だ。潜在的ニーズは全世界に17億人…
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グローバルモビリティサービス 中島徳至社長(3)敗軍の将として移り住んだ今治で再起を誓った
自動車に特殊なデバイスを搭載することで、自動車ローンに通らない人への与信補強を可能にするフィンテック事業を運営している「グローバルモビリティサービス」(GMS)。フィリピンなど東南アジアの新興国を皮…
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グローバルモビリティサービス 中島徳至社長(2)自動車パーツを経てEV事業に参入
自動車に特殊なデバイスを搭載することで、自動車ローンに通らない人への与信補強を可能にするフィンテック事業を運営しているのが「グローバルモビリティサービス」(GMS)だ。 現在はフィリピンなど…
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グローバルモビリティサービス 中島徳至社長(1)大企業を3年で辞めて起業家へ転身
グローバルモビリティサービス(GMS)は、金融機関と提携し、自動車に特殊なデバイスを搭載することで、「車を使って働きたいが自動車ローンに通らない人」への与信補強を可能にするフィンテック事業を運営して…
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ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<7>今までの積み重ねを武器に
現在、ドムドムハンバーガーは、2020年9月にオープンした浅草花やしき店を含め、全国27店舗を展開している。 19年には「ドムドム・イン・六本木」というイベントを開催。日本色を強く打ち出し、…
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ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<6>入社9カ月で社長に大抜擢、内心は…
2017年、藤崎忍(55)は居酒屋を109時代からの仲間に託して、ドムドムフードサービスに入社した。 初めての会社勤めに、当初は分からないことだらけで戸惑った。 タイムカードの押し方…
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ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<5>居酒屋のおかみを続けながら商品開発
2017年、藤崎忍(55)は居酒屋のおかみを続けながら、外部スタッフとしてドムドムハンバーガーの商品開発に取り組むことになった。 「夫が亡くなり、息子も社会人になって時間的に余裕ができたので、…
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ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<4>居酒屋の常連客から意外な申し出が…
2011年、藤崎忍(55)は居酒屋をオープンさせた。 「家で食べるよりも、ちょっとおいしい家庭料理」と、おかみの心を尽くしたもてなしが人気を呼び、3カ月もすると常連客が増えていった。 …
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ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<3>109を辞めた6日後には居酒屋で働き始める
藤崎忍(55)はSHIBUYA109の店長を辞めざるを得なくなったとき、今度は起業をして、109に自分の店を持ちたいと思っていた。 起業にこだわったのは、やはり経済的な理由からだった。 …
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ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<2>SHIBUYA109で雇われ店長、売り上げを2倍にした
2005年、藤崎忍(55)はSHIBUYA109にあるブティックの雇われ店長として働き始めた。 住んでいたマンションの一室を借りて倉庫にして、毎日、巨大なスタイリストバッグに商品を詰め込み、…
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ドムドムフードサービス 藤崎忍社長<1>専業主婦、居酒屋の女将を経て社長に
ドムドムハンバーガーは、マスコットキャラクター「どむぞうくん」でおなじみ、今年で創業52年を迎える日本初のハンバーガーチェーンだ。 ダイエー傘下時代には全国400店舗を誇っていたが、ダイエー…
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トリゼンHD 河津善博社長<3>養鶏場は1つに絞り、飲食店を38店舗に拡大 鶏糞の肥料化も
代表に就任した河津氏がまず手掛けたのが、自社の養鶏場の見直しだ。当時、5つの養鶏場を運営していたが、実はずっと赤字だった。河津氏は1カ所だけを残し、他は手放すことを決断する。 「鶏を仕入れる手…
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トリゼンHD 河津善博社長<2>苦心の末に生み出した銘柄鶏「華味鳥」がさっぱり売れない
苦心の末に生み出した銘柄鶏「華味鳥」だったが……売れなかった。まだ銘柄鶏が浸透していない時代、割高の鶏肉に消費者の手が伸びなかったのだ。そこで、女性社員が家庭で主婦を集めて銘柄鶏「華味鳥」を使った試…
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トリゼンHD 河津善博社長<1>九州産銘柄鶏「華味鳥」のおいしさを40年以上にわたり追求
鍋のおいしい季節になった。日本4大鶏鍋の1つに数えられる水炊きを楽しみに、「水たき料亭 博多華味鳥」には多くの客が訪れる。人気の理由は飼育から調理まで一貫して提供する九州産銘柄鶏「華味鳥」の味と品質…
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ピップ 松浦由治社長<6>“4度目の創業期”を迎えた今の課題は消費者目線の店頭強化
松浦由治氏が社長に就任した2018年、ピップは現在を「第四創業期」と位置づけて「消費者を起点としたマーケティングカンパニーになること」を命題に掲げた。 「企業の寿命は30年だという通説がありま…
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ピップ 松浦由治社長<5>創業100周年で東のピップトウキョウ、西のピップフジモトが統合
ピップマグネループ発売の翌年にあたる05年、松浦由治氏はピップトウキョウ(当時の社名)の代表取締役社長に就任した。そして、さっそく手掛けたのが経営統合である。1908年に創業したピップは46年に戦後…