横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」
春のセンバツで19年ぶり4回目の優勝を果たした横浜(神奈川)は、17日に津田学園(三重)との3回戦に臨む。昨秋の神宮大会と合わせて3冠を目指す村田浩明監督(39)に、名門校を率いて勝ち続ける重圧、2022年5月に週刊誌に報じられたパワハラ騒動などについて話を聞いた。
──3冠を目指し、勝って当たり前というムードもある中、重圧は感じませんか?
「プレッシャーを感じないようにするのではなく、逆に自分も選手もプレッシャーをかけ、向き合って、それを越えていくことを目指しています。僕が『夏に勝ってこそ本物』と発言したことでさらにプレッシャーがかかるわけですが、そこをなんとか乗り越えていく意識が結果につながっているのかなと」
──県大会の準々決勝・平塚学園戦は最大4点差を追いかける苦しい展開で、九回2死から逆転サヨナラ勝ち。
「夏は負けたら反省できない大会。プラスに考えながら戦っていました。あの状況から逆転できたのは、よほど強いチームなのかなと思います。今までは僕自身が勝とう勝とうと気負ってしまい、負け続けてきましたが、選手には『本当の負けないチームになったな』と声をかけました」