巻頭特集
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狂気の戦争の絶望的な教訓と今後 日本も必ず戦禍に巻き込まれる予感(上)
この連休中もロシアによるウクライナ侵攻は止まらない。連日テレビで流れる惨状を見ていれば、正気でいられないのは確かだ。それで「日本も防衛費を増やせ」「核保有も議論すべきだ」と一気に振れる“集団狂気”を見…
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1ドル=500円の声も これで参院選に突入とはいい度胸
円安地獄が止まらない。対ドル相場は1ドル=131円台まで下落。20年ぶりの円安水準のきっかけは、黒田日銀のトチ狂った決断だ。 「指し値オペを毎営業日実施する」──。28日正午過ぎ、金融政策決定…
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過去の歴史もそうだった 戦時下の参議院選挙はろくでもない結果になる予感
7月10日投開票が有力視される夏の参院選は、公示まで2カ月を切った。止まらない円安と、ロシアによるウクライナ侵攻。日本がどう対応していけばいいのか難題を抱える中での国政選挙なのだが、有権者の関心は高…
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シャブ漬け日本経済に“形だけ”生活支援の無力と無意味
「原油価格、物価高騰が社会経済活動の回復の妨げになることは何としても防がなければならない」 26日、首相官邸で会見を開き、物価高騰に対応するための「総合緊急対策」の概要を発表した岸田首相。 …
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参院選には明確な争点 「戦争する国」にするのかしないのか
来たる参院選の前哨戦だった参院石川選挙区補選(24日投開票)は散々だった。2カ月後に迫る本番での共闘が期待される野党の動きはバラバラ。結果、野党第1党の立憲民主党が擁立した新人は当選した自民党候補に…
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戦争に備えを! 脅威を煽る大メディアが刷り込む戦時思想
驚いた。日経新聞が22~24日に実施した世論調査だ。自民党が政府へ提言しようとしている「防衛費のGDP比2%以上への増額」について聞いたところ、賛成が55%と半数を超えたという。反対は33%だった。…
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物価高騰も北方領土も自民の失政 露のせいにする岸田政権
ロシアのウクライナ侵攻開始から2カ月。岸田首相は23日、「ロシアによる非道な侵略を終わらせるためにも、今が正念場だ」と記者団に語っていた。 原油高など物価高騰による国民生活への影響についても…
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円安どころか通貨危機 岸田政権打つ手なしで円クラッシュ秒読み
急速な円安が進む中、ワシントンで開かれた国際会議に出席していた鈴木財務相は日本時間の22日朝、米国のイエレン財務長官と会談し、最近のドル円相場について協議。およそ30分間の会談で注目されたのは、ドル…
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戦争ドサクサで何が何でも敵基地攻撃 いよいよトチ狂ってきた自民党
ロシア軍が2月24日にウクライナに侵攻してから間もなく2カ月。ウクライナ南東部に軍事力を集中配備したロシア軍による一斉攻撃は秒読み段階に入り、要衝マリウポリのアゾフスタル製鉄所を包囲しているロシア南…
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だから対ロ制裁も及び腰 自民党政権に壊された日本経済の惨憺
とうとうロシア軍が、ウクライナ東部への総攻撃を開始した。このままでは、東部2州の「ドネツク」と「ルガンスク」は陥落してしまうのではないか。ルガンスク州の知事は「地獄だ。露軍の攻撃が始まった」とSNS…
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この国はロシア並みの言論統制 庶民はわかっていない「国民の敵」政権の正体
鈴木財務相が閣議後会見や国会の場で「悪い円安」という認識を示し、一般庶民も急激な円安が物価高騰に拍車を掛けていることに気づいてきた。日銀の異次元緩和による円安誘導策を歓迎してきた製造業も「円安リスク…
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狂乱円安に打つ手なし アベクロと自民党政権はどう落とし前をつけるのか
庶民ばかりでなく、企業をも苦しめるようになった円安の天井が見えない。 とうとう18日のニューヨーク市場では、一時1ドル=127円ちょうどまで下落した。127円台を付けるのは、2002年5月以…
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この戦争は複雑怪奇 プーチンのあまりの悪魔ぶりが覆い隠していること
ウクライナの首都キーウ近郊のブチャやボロディアンカでの大量虐殺が判明して以来、ロシア軍の非道ぶりが連日、報道されている。 無数の民間人に殺人や拷問、身体的および性的暴行を加え、無差別攻撃を強…
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プーチン失脚か第3次世界大戦か…停戦合意などもう絶望
侵攻を続けるロシア軍の地上部隊は一時、ウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺から撤退していたが、束の間の平穏はすぐに破られた。15日未明からキーウ市内では空襲警報と爆発音が鳴り響いていると現地メディア…
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犠牲になるのはいつも庶民 1ドル=130円ならば政権交代が必要
円の下落が止まらない。抵抗ラインとみられていた1ドル=125円をあっさり突破し、とうとう13日、126円31銭まで売り込まれてしまった。126円台に突入するのは、約20年ぶりのことだ。ただでさえ物価…
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NHKもウクライナ当局情報をタレ流し 怪しい戦争報道をどう読むか
「ジェノサイド(集団殺害)だ」 ロシア軍のウクライナ侵攻について、12日、こう怒りの声を上げたバイデン米大統領。バイデンはこれまで、記者団から、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどで…
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ロシア侵攻に“便乗” 自民党と安倍元首相「戦争する国」への前のめり
ロシアによるウクライナ侵攻を受けた“火事場ドロボー”のような議論がどんどん加速している。 政府が年末に予定する国家安全保障戦略など3文書の改定に向け、自民党の安全保障調査会(会長=小野寺五典…
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ウクライナは東部を死守できるのか それ次第で世界が変わる
「プーチンの戦争」が終結する日は果たしてくるのだろうか。 ウクライナ猛襲を続けるロシア軍に新たな動きだ。侵攻開始から6週間あまり。プーチン大統領が言う「特別軍事作戦」を統括する司令官に、201…
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殺戮を止めない国際社会 このまま東部の激戦に突っ込むのか
ロシアによる軍事侵攻はもはや制御不能で、ウクライナでは民間人の犠牲者が相次いでいる。ウクライナ国防省は9日、首都キーウ(キエフ)近郊のマカリウで、民間人132人の遺体が見つかったと発表。射殺されてい…
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岸田政権と欧米の「寄り添うふり」 制裁は腰が引けている
地獄だったに違いない。ウクライナの首都キーウ近郊のブチャで見つかった民間人の遺体の9割には、銃で撃たれた痕があったという。ロシア軍は、民間人とわかりながら殺害をつづけた可能性が高い。 さすが…