巻頭特集
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野党はすでに消滅 大政翼賛会で「戦争国家」へ一瀉千里
「そら見たことか」。予想されていた展開になったとはいえ、「軍拡」に突っ走る日米両政府の関係者は思わず、ほくそ笑んだのではないか。 25日早朝、北朝鮮が平壌の順安空港一帯から日本海に向け連続して…
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核の傘「拡大抑止」の一方で 広島サミットとは正気なのか
米国のバイデン大統領がアジア歴訪のハイライトにするはずだった日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」の結束は、案の定の不首尾に終わった。24日の首脳会議後、会見した議長役の岸田首相は「力による一方的な現状…
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ハト派の仮面で“戦争準備”の岸田首相 こうして国は変わっていく
「広島ほど平和へのコミットメントを示すのにふさわしい場所はない。核兵器の惨禍を二度と起こさないとの誓いを世界に示す」 イメージだけ「ハト派」の面目躍如だ。23日の日米首脳会談後、バイデン大統領…
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首相も大メディアも大ハシャギ 異様なバイデン大統領の来日狂騒
22日、来日した米国のバイデン大統領。午後5時過ぎに専用機「エアフォース・ワン」で米軍横田基地に降り立つと、出迎えた林外相やエマニュエル駐日米国大使らと挨拶を交わし、専用ヘリ「マリーン・ワン」に乗り…
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バイデン大統領訪日の裏 米国は軍事的緊張で食っている国
また土下座外交が行われるのだろうか。 アメリカのバイデン大統領が、22日大統領として初めて来日する。23日に岸田首相と会談し、24日には日米豪印のクアッド首脳会合も開かれる予定だ。岸田周辺は…
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欧州の戦争に前のめり 岸田政権と自民党ははしゃいでいないか
一体どこまで首を突っ込む気なのか。わざわざ「戦争の火種」をつくりに行くとしか思えない。心ある日本国民にとっては、まさに驚天動地の展開だろう。ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、岸田首相が日本の総理大…
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政界一寸先は闇「参院選での自民圧勝」を庶民は警戒
参院選は予定される公示日(6月22日)まであと1カ月強となっているのに、まったく盛り上がっていない。新聞テレビが相変わらずウクライナ戦争一色なこともあるが、あまりの野党のふがいなさから「自民圧勝」の…
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戦争にかき消されている岸田失政 大企業は最高益だか賃上げはどうした
岸田内閣の支持率が気味が悪いほど上がっている。直近のNHKの世論調査では前月比2ポイント増の55%。読売新聞の調査では前月比4ポイント増の63%に達した。ロシアによるウクライナ侵攻に岸田首相が適切に…
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プーチン劣勢をどう読むか 戦時下報道だけにヌカ喜びは禁物
「ウクライナ反撃で1000以上の集落を解放」「東部の川を渡ろうとしていたロシア軍の70以上の戦車などの破壊に成功」「ロシア軍北東部にある第2の都市ハルキウから完全撤退か」──。まるで戦争当事国のような…
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何から何まで米国の言いなり 列島全体が沖縄化するだろう
「いったい日本とは何なのか」(朝日新聞) 「続く不条理を放置できぬ」(毎日新聞) 「自立と安定の未来を築きたい 国と県が協力し基地負担減らせ」(読売新聞) 「沖縄の重み 再確認する復…
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議論がない摩訶不思議 北欧のNATO加盟申請で誰が一番喜ぶのか
新たな“火種”になる恐れはないのだろうか。不用意にロシアを刺激することになるのではないか。 北欧フィンランドが、西側諸国の軍事同盟「NATO(北大西洋条約機構)」に加盟申請する方向となった。…
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国民は本当にこの路線でいいのか 「戦争国家」に準備着々
11日成立した経済安全保障推進法。新聞テレビでは、<経済安全保障は、国民の生命や財産を守る安全保障に政府の経済政策や企業活動を結びつける考え方><半導体や医薬品など国民生活に欠かせない重要な製品「特…
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“やってるふり”の岸田首相 ロシアからの石炭石油いつ止める?
9日に実施されたフィリピン大統領選で、フェルディナンド・マルコス元上院議員が圧勝した。 父親は1965~86年の約20年間、住民を弾圧し、独裁政治を行った故マルコス元大統領。国際人権団体のア…
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戦争報道とはこんなもの ロシア専門家の見立ては大外れ
「やむを得ない、唯一の正しい決断だった」──。ウクライナ侵攻を正当化したものの、欧米で臆測が浮上していた「戦争宣言」はなかった。 戦況停滞の中で迎えた9日のロシアの対独戦勝記念日の式典。国民統…
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デタラメ政権なのに「選択肢がない」という国民の悲鳴
ロシアの首都モスクワで対ドイツ戦勝記念日の式典が行われ、プーチン大統領の演説が注目を集めた9日、GWの連休から明けたばかりの東京株式市場は全面安の展開となった。日経平均の終値は2万6319円34銭。…
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戦勝記念日の虚勢 プーチン大誤算でもこの戦争は恐ろしい結末
ロシアが9日、「節目の日」を迎えた。プーチン政権が最大の祝日と位置付ける対ドイツ戦勝記念日だ。 モスクワの赤の広場では午前10時(日本時間9日午後4時)から大規模な軍事パレードを開始。大陸間…
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ロシア制裁に前のめり “米国隷従”岸田外遊の危うさ
ゴールデンウイークに東南アジア(インドネシア、ベトナム、タイ)と欧州(イタリア、バチカン、英国)の計6カ国を訪問した岸田首相が6日、8日間の外遊を終えて帰国した。 「いずれの首脳とも本音で大変…
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もう戻れない 連休中に突き付けられた「日本も参戦」の現実
米国のお先棒を担いだ岸田首相がこの大型連休に東南アジア・欧州5カ国を歴訪し、ウクライナから手を引かないロシアを力んで非難する中、プーチン大統領は新たな報復措置に打って出た。 「出禁」だ。ロシア…
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狂気の戦争の絶望的な教訓と今後 日本も必ず戦禍に巻き込まれる予感(下)
徹底抗戦するウクライナに向けた武器供与が加速している。中でも突出しているのがNATO(北大西洋条約機構)を主導する米国だ。軍事支援は総額で34億ドル(約4300億円)を突破。ウクライナの2022年国…
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狂気の戦争の絶望的な教訓と今後 日本も必ず戦禍に巻き込まれる予感(中)
日本の大メディアは「プーチン=悪魔」の報道スタンス一色である。確かに、この戦争はロシアによる侵略であり、ウクライナはその被害者だ。しかし、ウクライナに同情するあまり、「無垢な正義」として扱い、批判す…