巻頭特集
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野党共闘競り負け こんな自民党政権が続く痛恨と絶望<中>
全289小選挙区の7割強にあたる217選挙区で野党候補が一本化した結果は、野党の62勝だった。立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党が政策協定を結んだことに対し、自民党は「立憲・共産主義…
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野党共闘競り負け こんな自民党政権が続く痛恨と絶望<上>
31日に投開票が行われた衆院選は、何とも煮え切らない結果に終わった。自民党は議席を減らしたが、立憲民主党も公示前勢力を下回った。自民重鎮が選挙区で負けるなど小波乱はあったものの、結局は自民単独で「絶…
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止めを刺すのは有権者 次々に競り負ければ自民党の瓦解が始まる
「大詰めを迎え、北海道から沖縄まで大激戦が展開されている。何としても押し上げていただきたい」 投開票日(31日)まで残り2日となった29日、岸田首相は鹿児島市の街頭で声を張り上げた。接戦となっ…
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今度は最後まで分からない 民主主義の天王山“最終情勢”
「安倍(晋三)も、麻生(太郎)も甘利(明)も、3人とも経済なんて分かってないだろう。それが今や日本を取り仕切っているというんだから、日本もアカンわ。むしろ選挙の注目は野党共闘でしょう。やってみんと分か…
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比例は現有以上? 「与党で過半数」もう勝った気の自民党
「絶対は、絶対にない」とは織田信長の言葉だというが、何が起きるか分からないのは選挙も同じだ。31日投開票の衆院選を経ても絶対に政権与党でいられるとは限らないのに、自民党は早くも勝った気でいる。それで、…
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選挙直前怪情報の真偽 小沢一郎と中村喜四郎は劣勢なのか
政権選択選挙となる衆院選の投開票まで4日。情勢調査が飛び交う中、衝撃的だったのは朝日新聞の記事(26日付朝刊)だ。1面トップで「自民 過半数確保の勢い」と大見出しを打ち、〈現時点では、①自民党は公示…
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首相が入ると裏目の自民 あと5日で何が起きるか徹底予測
「寝た子を起こす。首相には来てほしくない」――。散々な言われようである。岸田首相の就任後、初の国政選挙となった参院静岡・山口両補欠選挙。投開票翌日の25日、朝日新聞が自民党静岡県連の声として伝えたのが…
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参院静岡補選敗北の衝撃 自民に鉄槌“雪崩現象”になる予感
腐りきった安倍・菅政治の継続を許すのか。マトモな政治を取り戻すのか。4年ぶりの政権選択選挙となる衆院選(31日投開票)は折り返し、後半戦に入った。 ラストサンデーを迎えた先週末、自民党総裁の…
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嘘つき自民党は公約以前 大メディアが公約を並べて論じる愚
10・31総選挙の投票日まで1週間。自民党が真っ青になっている。 岸田政権の“バケの皮”がはがれる前に解散・総選挙になだれ込んだ自民党は、「これで勝てる」とほくそ笑み、不意を打たれた野党は慌…
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支持率ジリ貧の岸田政権 総選挙は地滑り的敗北の可能性
衆院選(31日投開票)の序盤情勢を報じた21日の朝刊の見出しを見て、岸田首相は呆然自失だったのではないか。 読売新聞は「自民減 単独過半数の攻防」「野党一本化 自民苦戦」、毎日新聞は「自民 …
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思惑外れて自民党は大慌て 存在感の薄い首相に風吹かず
「ドン」という大きな爆発音とともに黒煙が一気に広がった。気象庁によると、20日午前11時43分ごろ、熊本県の阿蘇山の中岳第1火口が噴火。噴煙は高さ約3500メートルまで立ち上り、火口から1キロ以上まで…
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自民党はジリ貧 聞けば聞くほど怪しい岸田政権の「分配」
「この選挙、皆さん一人一人が未来を、そして日本のあすを選びとる大変重要な選挙です」 いよいよ、衆院選がスタート。投開票日まで、たった12日の戦後最短決戦で、岸田首相が冒頭の「第一声」の場に選ん…
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争点は人権か利権か 甘利幹事長“体制選択選挙”とは大笑い
第49回衆院選が19日公示され、31日の投開票まで12日間の選挙戦がスタート。「追い風も逆風も吹いていない選挙で結果が予想できない」(自民党前職)という声もあるが、凪のうちに超短期決戦で勝ち逃げを決…
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山本太郎の英断で変わった 10.31総選挙は地殻変動の予兆
「自民党、公明党を倒していくためには、野党が塊になって戦っていこうということ」 19日公示される衆院選(31日投開票)への動向が注目されていた「れいわ新選組」の山本太郎代表が16日、小選挙区で…
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この政権は何をやりたいのか “党内御用聞き内閣”に風吹かず
この政権は一体、何をやりたいのか。岸田首相に「自分」はあるのか――。内閣発足から、たった10日。新閣僚の顔と名前も一致しないうちのスピード解散で、投開票まで17日間。いずれも戦後最短記録となり、判断…
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争点は狂った政治か、まっとうな政治か 変わらず驕る自民党に鉄槌が必要
岸田首相が14日、予告通りに衆院を解散した。19日公示、31日投開票の総選挙に向け、失職した前議員らは与野党問わず、地元へ猛ダッシュ。事実上の選挙戦に突入した。新政権発足から10日間のスピード解散、…
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権力濫用でボロ隠しの最短日程 この解散に大義があるのか
14日、衆議院の解散に踏み切る岸田首相。衆院選は19日公示、31日投開票の日程で行われる予定だ。 14日朝、官邸の囲み取材で、「これから国民の判断をいただかなければならない。大変厳粛な気持ち…
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詭弁にしか聞こえない 「成長も分配も」とは詐欺師の口上
岸田政権がスタートしてからまだ1週間。始まったばかりだ。 ところが岸田首相は、総裁選で掲げていた“目玉政策”をいきなり撤回、棚上げしている。わずか就任1週間で看板政策を引っ込めるのは異例のこ…
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野党は覚悟を 今度の選挙は狂った国をマトモに戻す天王山
「嵐の前の静けさ」ならいいのだが、あまりに迫力不足だ。 岸田首相の所信表明に対する各党の代表質問が衆院本会議で11日から始まった。トップバッターで質問に立った立憲民主党の枝野代表は、岸田の経済…
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騙されてはいけない 岸田の分配は「今だけ」「口だけ」
岸田首相の所信表明演説に対する与野党の代表質問が11日、スタート。衆院を皮切りにたった3日間の日程ではあるが、本格的な国会論戦は6月に閉会した通常国会以来だ。 1日目は立憲民主党の枝野幸男代…