巻頭特集
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得をするのは誰なのか ウクライナ緊迫を利用する輩たち
フランスのマクロン大統領の仲介により、米国のバイデン大統領とロシアのプーチン大統領が直接会談することで原則合意してから間を置かず、情勢は新たな局面入りした。プーチンがウクライナ東部の親ロ派独立を承認…
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何が「出口戦略」だ 死者数急増に岸田政権は打つ手なし
新型コロナウイルス第6波は本当にピークを過ぎたのか。全国の新規感染者数は高止まり。遅れて増える重症者数は連日1400人超えが続き、死者数は200人を上回るハイペースが続く。オミクロン株の亜種「BA.…
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米国発の情報をどう読むか ウクライナ情勢のカギは正義より商売
Xデーは近づいているのか。ここ数日、ウクライナ情勢を伝える報道は、日増しに緊迫の度を強めている。 アメリカのバイデン大統領は17日、「ロシアによるウクライナ侵攻は近日中にも起き得る」と発言。…
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コロナ失政 岸田首相の正体は場当たりとゴマカシの自己保身
「今が一番厳しいとき。この困難を共に乗り越えていけるよう、もうしばらくご協力を心よりお願い申し上げます」──むなしい言葉が響いた。岸田首相が17日、ようやく会見を開いた。過去最大の感染「第6波」の最中…
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今こそ大政翼賛会の研究を 戦前も野党の裏切りから始まった
方針撤回は当然として、いよいよ、この国の立憲民主主義の行方に不安を覚えた国民は少なくないだろう。共産党を除く、日本維新の会、国民民主党、旧民進党系の無所属議員による衆院会派「有志の会」との国対委員長…
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一体、自宅死は何人なのか この国の出す数字は全て怪しい
岸田政権のコロナ無策ぶりを見ていると、オミクロン株は感染しても軽症だとタカをくくっているとしか思えない。だが、死者数の増加傾向にも何の手も打たないつもりなのか。今月に入って新型コロナによる死者が急増…
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与党も大メディアも犯罪者だらけ 恐るべき世の中のモラル崩壊
日本政策金融公庫による新型コロナウイルス関連融資を違法に仲介。貸金業法違反(無登録営業)の罪に問われた元公明党衆院議員・遠山清彦被告の初公判が14日、東京地裁で開かれた。遠山は「間違いありません」と…
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緊迫ウクライナ プーチンにしてみりゃ赤子だった安倍元首相
一気に緊張が高まってきた。ウクライナ情勢を巡り、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は11日、ロシア軍の侵攻が「(北京冬季)五輪の期間中にも始まる可能性がある」と指摘。空爆とミサイル攻撃で始ま…
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大メディアでは片隅 経済安保室長更迭やテレ朝社長辞任劇
驚くべき事件が立て続けに起こっている。さらに驚くのは、それらがほとんど報じられないことだ。テレビのニュース番組は朝から晩まで冬季五輪で埋め尽くされている。 8日夜、岸田政権の目玉政策である「…
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岸田政権には時限爆弾がゴロゴロ 参院選で波乱がないと思ったら大間違い
野党第1党の立憲民主党の失速が止まらない。泉代表が旗を振る「追及型から提案型へ」のシフトはやっぱり裏目に出て、国会での存在感はみるみる低下。政党支持率を見ても、ネトウヨをたき付けて勢いを増す最大ゆ党…
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街角景況感こそ庶民感覚 いよいよ鮮明「岸田不況」
<フィギュアスケート男子SPで羽生結弦がまさかの8位><スキージャンプ混合団体、スーツ規定違反で高梨沙羅が涙の失格>ーー。北京冬季五輪の報道であふれた新聞、テレビでは扱いが小さく、ちっとも緊迫感が伝わ…
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コロナ経済無策の元凶 岸田首相はなぜ、官僚としか会わないのか
大不況の足音がヒタヒタと忍び寄っている。内閣府が8日、1月の景気ウオッチャー調査を発表。街角の景気実感を示す現状判断指数(季節調整値)は前月比19.6ポイント低下の37.9に下落し、5カ月ぶりに悪化…
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感染者数も分からない 岸田政権のコロナ対応は完全破綻
「2月のできるだけ早期に、1日100万回までペースアップすることを目指して取り組みを強化する」 新型コロナウイルス対策などに関する集中審議が開かれた7日の衆院予算委員会。これまでワクチン接種に…
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どっちが正気? “脱原発”の元首相5人を袋叩きにする異様
「誤った情報を広め、いわれのない差別や偏見を助長することが懸念される」──。小泉純一郎、菅直人両氏ら5人の首相経験者に、政府・与党を挙げて総バッシングだ。きっかけは小泉、菅と細川護熙、鳩山由紀夫、村山…
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空しいテレビ局の盛り上げ報道 冬季五輪また札幌など「悪い冗談」
世界の感染者が連日、300万人を数え、約1万人が命を落としているパンデミックのなかで、4日、「北京冬季五輪」が始まった。大会は20日の閉会式までの17日間。7競技、史上最多の109種目が実施される。…
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人が消えた繁華街 中途半端なキシダメノミクスに怨嗟の声
「コロナ克服のめどをしっかりつけてから経済のV字回復を目指す。コロナと経済、二兎を追うという手法もあるが、メリハリをつけて、集中治療、早期回復型のアプローチをとる」 岸田首相が東京都内で開かれ…
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差別的発言も石原節か 石原慎太郎「礼賛報道一色」の危うさ
作家で元衆院議員、元東京都知事の石原慎太郎氏が1日に89歳で死去し、追悼報道が続いている。自民党の安倍元首相は「戦後、形作られた既成概念に挑戦した政治家だった」と故人を称え、茂木幹事長も「威風堂々、…
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安倍・菅コンビに翻弄される岸田首相の愚図ぶり
国内外で物議を醸している「佐渡島の金山」(新潟)の世界文化遺産への登録をめぐり、岸田政権は1日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)に推薦書を提出した。 2023年のユネスコ世界遺産委員会で審査…
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ワクチン抗体が消えていく 恐怖の2月が始まった
「全国の97%の自治体が2月末までに希望する高齢者への接種を完了する見込みだ。今後どんどんペースアップしていく」 「接種券が届いたらスピード優先で3回目接種を受けてもらうようお願いしたい」 …
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すべて場当たり もう見えてきた「聞くだけ」首相の限界
国会は31日と2月2日に衆院予算委で岸田首相出席の集中審議を開催するが、新型コロナ対策でワクチン3回目接種が遅れていることや自宅療養者が激増していることについて、岸田政権の「後手後手」対応が追及され…